その日はかなり寒く、室内もひんやりしていた。
まだ厚着する時期でもなかったので、皆が薄着で寒そうだった。
ある年配の男性が、若い女性スタッフに
「ちょっと寒いわ~。エアコンの温度もっと上げて~」
と言った。
しばらくして、女性スタッフがその男性のところに行き、温度を上げた旨伝えていた。
男性は
「さっき、エアコンの温度見たら、128度しかなかったで~。もっと上げてくれたんか?」
と、オッサンらしいギャグを入れて言った。
すると、柔軟な若い女性スタッフは、気をきかせて
「先程、130度に上げました❗」
と、レベルをオヤジに合わせて答えていた。
やるな~、お姉ちゃん!
そう感心していたら、男性が
「え?130?何が?」
と、素で聞いてきた。
オッサン、あんたに合わせたんやー!
気の毒にお姉ちゃんは、顔を赤らめ小さな声で「空調を30度にしました。」と言い直していた。
自分が数秒前に言うたしょーもないギャグ忘れるなよっ!