時を超えて | いつかお趣味様が

いつかお趣味様が

偉人たちの教え「何でもいいから≪仕事、家事、育児≫以外の、自分のための趣味を見つけなさい」を胸に、とりあえず何かしら始めてみようとしてる、ケメコのブログ。
テーマとか決まってませんねん。

今年度から、ミスターJ(息子)の学校に赴任してきた、お偉いさん先生。



ある機会に、そのお偉いさん先生も交えて話すことがあった。

そのポジションの先生にしては、若く見えたが、物腰もやわらかく、言葉も話し方も温厚で丁寧だった。



後から、ミスターJの担任と話した時も、


「あの先生は、ほんとうに温厚で、丁寧で、声を荒げたりする姿が想像出来ません。


と、言っていた。




そのお偉いさん先生、何か知ってる気がする・・・何やろ・・・・


あっ!




中学の時の⭕ちゃん先生や‼





今から30年前。




当時、中学生だった私の学校に、新任で来た先生だ。

まだ若く(新卒だとしたら、23歳!?)、生徒からも

「⭕ちゃん!⭕ちゃん!」

と、呼ばれていた。(※良い子の皆は、先生をちゃん付けで呼んではいけません。)



明るく、優しい⭕ちゃんも、思春期集団、しかも30年前の時代の中学生相手に、毎日走り回って、怒鳴り散らすことも多々あり、子供ながら「⭕ちゃんも大変やなぁ。」と、大変な思いをさせときながら、エラそうに思っていた。



⭕ちゃんは、1年だけ中学にいたが、その後すぐに小学校の先生になった。



1年だけ、しかも担任でも、部活の顧問でもなかったが、私は⭕ちゃんのこと、⭕ちゃんの授業は、分かりやすく楽しかったことは、今でもよく覚えている。




あの、新任先生だった⭕ちゃんが、今ではお偉いさん先生。
30年、頑張ってきたんやねぇおねがい






先日、ちょっとした用事で学校に行かなければならないことがあった。

まだ授業中で、職員室は先生も疎ら。

用事を済まし、特にお偉いさん先生に報告することでもなかったのだが、⭕ちゃんに、

「私は、昔、あなたに教えてもらった生徒です。今でも、先生のこと、先生の授業のこと、覚えています。」と伝えてみたくなり、声をかけてみた。




あれから30年以上過ぎ、新任から50代になった⭕ちゃん。


物腰もやわらかく、立派なお偉いさん先生になった⭕ちゃん。




「⭕先生、私は、昔・・・・」








「オマエ、○○部やった、けめこやろ!」







覚えてたー❗







「うっそー!⭕ちゃん!よく分かったなぁ!」



「覚えとったわぁ!面影あるわ~!オマエ、背伸びたなぁ!」



(※当時、私は、学年でもトップクラスの背の低さだった。)






30年の時を超えて、何故かタメ口で話し出す二人。






⭕ちゃんは、一年だけいた中学だったし、初めての生徒だったこともあり、当時のことはよく覚えているらしい。


あの時、もっと上手く生徒と接することが出来てたら・・・・
あんなに、怒ってばかりで申し訳ない・・・


⭕ちゃんは、今でも、そう思い反省するようだ。


だから、今、⭕ちゃんは誰からも温厚で丁寧で優しい先生と言われてるのだろう。




「いやぁ、⭕ちゃんもお偉いさんやねぇ!あれから30年やもんねぇ。・・・・お忙しいところ失礼しました、⭕先生。お話できて、嬉しかったです。」


「また、何かあればいつでもおっしゃって下さい。失礼します。」




ほんの数分、新任⭕ちゃんと中学生だった私は、また30年時を戻して、お偉いさん先生と、保護者に戻る。





⭕ちゃん、⭕ちゃんがお偉いさん先生で、ホンマに嬉しい。





これから、学校に対して何かあっても言えるわぁニヒヒ