日も長くなったなーと思って、
床をはきながら外を見ていると、
確実にアジア人が増えていることに気づく。
そしてそれを密かに見ていたイアンは、
「イギリス人になったもんだな。仕事しつつ、ぼーっとしてさぼるなんて。」
と変わらずに毒を吐く。
気にせず私は、
あー、春だなーと思う。
留学生がぞくぞくとやってきて、
ブライトンは、どんどんとにぎやかになってゆきそうだ。
夏のブライトン。
道行く人の、
歩く速度も、気持ちも、
すっかり変わる夏。
ブライトンが変わる夏。
私自身は、冬に色々とダメージを受けることが多くて、
溺れて、岸にたどり着く頃には初夏になっているんだけども、
とにかく、
まだ岸が遠い頃から春がやってくるので、
陸に上がって、また歩いてゆく準備ができていない場合がほとんどだ。
最近は特に色々なことがあって、
でも常にその渦中にいるときは、それが途中経過であることがわかっているので、
結果がなくて、
だからなかなか書くことがままならない。
ただ、
だいぶ落ち着いてきたので、書けるようにもなり、
自分のことも見えるようになってきて、
もがいて溺れていた分、ちょっとばかし強くなれたような気がする。
岸は少し近づいただろうか。
