$☆Viva Alla Moda☆in Brighton


ここには私が愛すべきものたちが、
そこここに。

たとえば、
紅茶を注文する、イギリスの若者ボーイズ。

友達と笑いながらお店に入って笑顔で挨拶し、
スケートボードを腕に抱えて、
「んー、そうだなー」といいながら、
考えたあげくに、

Two cups of teaを注文する彼ら。

コーラでなくて、
Two cups of tea.

それだけでもう、可愛いなあと思う。
イギリスの若者が、
紅茶を頼む姿。

ミルクを入れようか?と聞くと、

That'd be brilliantという彼。

テーブルに紅茶を持ってゆくと、

Ohhh, cheers, thanks a lotと、

目を見て笑って言う彼ら。

もちろん、ふたりとも。

タバコを巻きながら楽しそうに談笑し、

飲み終えたマグを返しに来てくれて、

美味しかったよ、また来るねと言う彼ら。

二人は別々の方向へ、
赤ではなくて、まだまだ明るい黄色の夕日の中で、
スケートボードを走らせてゆくのです。

ああ、いいなあと心から思う。

人間が、生きているってそう思える瞬間。


お店ではチョコレートレイヤーケーキを焼いていて、
削った白いチョコレートがデコレーションされたゴージャスなケーキを
オーナーと二人で、
「久々のレイヤーケーキ、今回の出来はどうだろう?」と試食を。

「いいねいいねニコニコ」と二人でうなずいて、
お店に出す''ABSOLUTELY gorgeous''なケーキ。
それを眺めて私は一人でニッコリ。

そして、
帰り道、お隣の床屋の小柄な美容師、サイモンを見つけ、

「サイモン!!」と駆けよって、一緒に帰る帰り道。

「もう帰るなんて早いね」というと、
「そうなのよー。もうお店、ガッラガラなんだものー。もぅ~。」
独特のゆったり口調で話すエレガントゲイな彼。

別れ際はハグをして、
「会えてよかったわ。また明日。」とニッコリウインクをするサイモン。

そして今度はいつもラテを買いにくるふわふわ赤毛の彼女を見つけ
手をふり、「さよならまたね!」

私は、
「Come to mine, A S A P, Get on the bus NOW」
といつもにもましてさらに命令口調なトム氏のために、
早歩きで家路に向かうのでした。

最近トムは、
私の友達のあまりの少なさを心配していたけれど、
「そう?別に寂しくないから大丈夫だよ」と答えた原因は、
ここにあるのかもしれない、と
ふと気がついたそんな一日。

愛すべきものがそここにあるのでした。

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