海外で、多分避けるべき項目にあげられる事の一つに、
「見知らぬ人についてゆく」
ということがあると思います。

でも、最近2人の見知らぬ人についてゆきました。
しかも、あろうことか、車にまでのって家の近くまで送ってもらいました車
なぜかと言うと、1時間歩くのが急にめんどくさくなったからです。

車で送ってくれた1人は、カフェで会ったイギリス人。
でも、どこ出身?って聞いてしまったくらい、時折妙なアクセントがある。
でも日本人のわたしが、
「あなたアクセント、妙ね」なんて言えない。

あらゆるジャンルに話が飛ぶ面白い人でした。
孔子や孟子の話になり、北野武になり、ドビュッシーとショパンになり、
東京と南京の話になる。

また、途中で私の英語を直す彼。
うっかり私が「~ those stuffs...」というと、すかさず直す。
「いやいやstuffはuncountableでしょ。stuffね。sつけたいならthingsね。」
で、そっからuncountableについての講義が約10分。

彼は院に行きたい生徒のための語学学校の先生らしいので
とてもわかりやすい。
でも先生は趣味で、本業はカフェ5件のオーナーなんだと。

私はあまり人をすぐには信用しないので、
カフェの話は話半分です。

そして何度も「君はhalf stupidだね」と言われました。
だから「あなたもhalf stupidだから2人でちょうどいいね。」と答えました。


もう一人の見知らぬ人は、バス停で会ったイギリス人。
最初はゲイかと思いました。
ゲイっぽい身なりでした。
でもストレートだそうです。よくゲイに間違われると言っていました。

ちょうど引っ越しでもしようかと思って、
ちょっと人里離れた場所に行くところだった私に、
その街について色々教えてくれ、「じゃあそこに行くのはやめよう」という結論に。

面白い人だったので、一緒にブライトンピア観光をしてみました。
ブライトンピアは遊園地みたいなところです。
花やしきの10分の1くらいの広さをイメージしてください。

☆Viva Alla Moda☆


これはピア近くにあるメリーゴーランド。
昔のアメリカっぽいというと、見知らぬ彼は「メリーゴーランドはイギリス発祥なんだ」と息巻いていました。


よくしゃべる人だったので、
私は多分、wowという単語を50回くらい、
「ふーん」という日本語を100回くらい言ってたと思います。

一般的に理想と思われる保守ぶりを発揮していました。
ケミカル食品はあまりとらない、煙草はやめ、お酒はあまり飲まず、ギャンブルもしない。
食事は自炊で、なるべく無駄にならないように1人分の料理を心がける。
スーパーでも無駄にならないように、先3日、1週間のことをなんとなくイメージして
買い物をするという彼。

なんだかイギリス人には見えませんでした。
一体なにが彼をそこまで変えたのか、わかりません。

彼もまた、会社員ではなく、
ソングライター兼音楽エンジニアなのだそうです。
冬にはあまり仕事がないので、旅行に行くそうです。

ふと思うことは、
とくに2人目の見知らぬ彼を観察していて思うのですが、
年を重ねるだけ、また、一人暮らしが長いだけ、
自分の生活、自分の流れが確固としていて、
崩れる隙間がない。ということ。

それはいくら旅しても、いくら色んな土地で暮らしていても、
多分そうなんだろうなあと思います。

その意味で、少しばかり悲しくなるときがあります。

もうこの先二度と会うことはないかもしれない見知らぬ彼ら。
面白い時間をくれて、とてもありがたいなーと思います。