以前も、ホームシアター設置のお手伝いでお伺いしたお客様。
そこに天吊りしてあるプロジェクターのランプが切れかかっているので、
交換して欲しいとのご依頼でした。
このプロジェクター(エプソン製『EB-Z8000WU』)は、
2009年に発表され、エプソンが満を持してこの分野(大型プロジェクター)へ参入する第一号機でした。
家庭用AVプロジェクターやモバイルプロジェクターでは、
シェアトップ(当時)だったみたいですから、相当の気合いの入りようでしたでしょうな。
ちなみに、価格は実売で220万円前後(当時)だったみたいですわ。
ソニーの4Kプロジェクター1号機と同じような価格ですなぁ。
ランプを交換といっても、エプソンではもう製造を終了してしまっているようで、
お客様が、Yahoo!オークションで購入されたのを使わせていただきました。
まだ、新品があったようです。
ランプ交換というと、ドライバーでネジ外して云々ってのが定番ですが、
これはそんな事はなく、
裏ぶたをチョイと開けてあげれば、交換できる仕組み。
大型プロジェクターということで(?)ランプが2機搭載されてます。
一応、片方が切れても使用することはできるようですが、
その場合は、明るさが半分になってしまうんでしょう。
ちなみに、このモデルで採用されているのはUHEランプ(水銀ランプ)です。
メーカーが製造終了というのは、とどのつまり、『水銀に関する水俣条約』の兼ね合いで、
製造ができないというのが正しいのかもしれませんね。
となると、流通在庫のみとなります。
ランプの使用時間をリセットして、交換完了。
ただ、ランプの寿命は2000時間だそうです。
お客様は、ヘビーユーザーみたいなので、
今のうちに、もう1セットランプを購入した方が良いのかもしれませんね。