2018年10月12日から10月17日 小笠原を旅行したときのお話です。

 

 

小笠原諸島は、東京23区から南南東に約1000キロメートルの太平洋上にあり、約30もの島々から成ります。

一般の人が居住するのはこのうち父島と母島だけで、自衛隊などの公務員が父島、硫黄島、南鳥島に在住しており、それら以外の島は無人島となっています。

所属は東京都。

 

(画像は、小笠原開運のホームページから拝借しました。)

 

小笠原諸島は大きくて、小笠原群島、西之島、火山列島[硫黄列島](北硫黄島、硫黄島、南硫黄島)、孤立した島々(南鳥島、沖ノ鳥島)から成っており、小笠原群島には、聟島列島(聟[むこ]島、嫁島、媒[なこうど]島)、父島列島(父島、兄島、弟島)、母島列島(母島、姉島、妹島)が含まれます。名前の付け方が面白い。

 

1543年にスペインのRuy López de Villalobos(ルイ ロペス ビリャロボス)という人が火山列島を発見。その50年後の1593年に徳川家の家臣である小笠原貞頼が父島を含む3つの無人島を発見したとされています。

 

 

小笠原は形成以来大陸とは隔絶されていたため、生物は独自の進化を遂げており、2011年に世界自然遺産に登録されました。

 

 

小笠原には現時点では空港はなく、"おがさわら丸"という船で24時間かけて父島まで行きます。母島に行く船(ははじま丸)は父島から出ています。

船は1週間に一度しか就航しておらず、父島に着いた船は4日間停泊して同じ船で本州まで戻るのです。

ロマン・・!

 

 

 

港に着いたら、まずは乗船手続きです。

 

はじめての"おがさわら丸"に乗り込みます!

 

船は、東京港竹島客船ターミナルを出発。

なぜか、小笠原のマスコット"おがじろう"は港でお見送りです。お家帰らないのかなー。

 

 

東京湾を出るまでにもなかなかの時間を要します。

 

 

無事に東京湾を出て大きな海の中に出ました。

もう、電波は繋がりません。

 

お部屋の具合を見てみましょう。

 

船のお部屋は、2等和室、2等寝室、特2等寝室、1等室、特1等室、特等室に分かれています。

 

私たちのお部屋は、特2等室。

 

 

2人ずつのベッドがカーテンで仕切られるようになっています。

 

さらに、カーテンで一人ひとりのベッドが仕切れます。

 

テレビもあるし、電気もつくし、カーテンを閉めればちっちゃな個室に早変わりです。

 

 

お部屋も落ち着いたので、ジャージに着替えて船の中を探検しました。

 

伊豆諸島や小笠原群島のそれぞれの島の通過時間が示されています。

八丈島とか青ヶ島は見えるのかなあと前年に行った島に思いを馳せます。

 

 

ゴミの分別もしっかり。

 

船の中にはシャワー室もありました。

シャワー室の中にはシャンプー、リンス、ボディソープも完備していました。

さらには、洗面所にドライヤーもありました。

 

小さな売店や、レストランもあって充実しています。

 

売店やレストランが閉まってからお腹が空いてもだいじょうぶ。自動販売機があります。

 

給湯器や電子レンジまであって、至れり尽くせりです。

 

談話室みたいなのもありました。

 

船は8層構造(旅客区画は6層)で、エレベーターまであります。

 

現在のおがさわら丸は3代目。2016年にデビューした、旅客定員 892名の大きな船です。

 

 

船の中では、本を読んだりデッキに出たりして過ごしました。テレビは東京湾を出てしばらくしたらつかなくなります。

 

ご飯は、"レストラン Chichi-jima"というレストランで食べました。

 

実は船の中の食事はあまり期待していなかったのですが、とても美味しかったです。

お昼ご飯は海鮮丼をいただきました。

 

夕食は唐揚げ。美味しかった〜。

 

 

ベッドで寝たり座ったりしながら本を読んで、気づいたら寝ていて、朝になりました。

 

今日という一日が始まります。

 

近づいてきました!

 

 

11時頃に父島に到着!

各お宿のスタッフの方など、たくさんの人がお出迎えしてくれていました。

 

 

はじめての小笠原。どんなわくわくが待っているのでしょうか。

 

(続く。)