春のうららかな日、森の小道には、ふかふかの緑の絨毯が広がっていました。

この道を行くと、大きな木の根元に小さなお店が見えてきます。

 

お店の名は「森のマーケット」。

 

今日は、たぬきのポポロと、やもりのぷん太が、初めてのお買い物をしにやってきました。

 

「わぁ、ポポロ!お店がとってもきれいだね!」

 

ぷん太は大きな目を輝かせながら、お店の中を見回します。

 

「うん、いろんなものが売っていて、ワクワクするね!」

 

ポポロも、たくさんの商品に目を奪われます。蜜がいっぱい詰まった花、キラキラ光る石、ふわふわの鳥の羽根…。

 

「ポポロ、あれ見て!」

 

ぷん太が指さしたのは、美味しそうなベリーの実が並んでいる棚でした。

 

「美味しそう!少しだけ買っていこうかな。」

 

ポポロは、真っ赤なベリーの実をいくつかカゴに入れます。

 

「ぷん太は、何が欲しいの?」

「僕はね、このきれいな貝殻が欲しいの。お部屋に飾りたいな。」

 

ぷん太は、虹色の貝殻を大事そうに抱えます。

お店のおばあさんは、二人の様子を見て微笑みます。

 

「今日は、何か特別な日なの?」

「はい、今日は僕たちの笑顔記念日なんです!」

 

ポポロとぷん太は、声を揃えて答えます。

 

「それはおめでとう!素敵な一日になりますように。」

 

おばあさんは、二人に小さなプレゼントを手渡します。それは、木の葉で作られた可愛い帽子でした。

 

「わぁ、ありがとうございまーす!」

 

ポポロとぷん太は、新しい帽子をかぶって、お店を後にしました。

 

「ポポロ、この帽子、似合ってるよ!」

「ありがとう、ぷん太も可愛いよ!」

 

二人は、買ったものを持って、森の中を跳ね回ります。

 

「今日は本当に楽しい一日だったね!」

「うん!また一緒に来ようね!」

 

ポポロとぷん太はそういうと、お互いのお家に帰っていきました。