「なんで、、、、腰が痛い、、、」
朝起き抜けに、いきなり腰が痛かった。
私は昔ヘルニア持ちで腰を悪くしていた。
しかし骨を矯正してくれる病院を知り合いから教えてもらい、その結果痛みがなくなったのだ。
しかし数年に一回は痛くなる。
しかしこの前行ったのは一年前位だ。
そんな早く痛くなる事はない。
朝にいつも風呂に入るが
風呂もやっとの状態で
いつもの風呂上がりの掃除も
痛くてあまりしたくはなかった。
昔みたいに途端に動けなくなる、
といったような痛みではなかった。
鈍痛で頑張れば動く事ができる。
しかし背骨を伸ばすとピキっと痛みが走る。
それでも動く事はできるので仕事にはいかねばならない。
「よし、いくぞ」
声を出して立ち上がった瞬間に、目の前が真っ白になった。
しかし意識がなくなった、というわけではなく、ただ周囲が白い光に包まれた感じなのだ。
眩しくて目を閉じたが、すぐ目を開けた。
そうすると今までの景色とは全く違った、白い景色の中に林が立ち並ぶ幻想的な風景だった。
しかし腰はめちゃくちゃ痛くて、思わず床に前のめりに跪まずいてしまった。
「いてて、、、」
「おや?転生者よ。どうしたのだ?」
ん?転生者?
意味がわからない声が身近なところから聞こえるが姿は見えない。