「ここからいけばいいよ」
東はそういうと走り出した。
つい昨日から始めたファンタジー。
まさかこんなところからこんな風に
入れるなんて思っても見なかった。
東は最初はランニング程度で走り出す。
しかし体力が全くないので
すぐにバテるので
そうなる前に全力で駆け出す。
しかし走る事に
慣れていないので
全力で走る事もできない。
それでもその瞬間だけでも
全力で走ろうとする事こそが
キーワードなのだから。
フワっと風がなびく瞬間に
いつも違和感を感じる。
そしてその時に目を閉じると
もうそこはいつもの
場所にたどり着く。
見渡す限りの草原。
まばらに木が立っているのと
遠くには岩山などの山が見える。
そして反対側には大きな入道雲が
地平線いっぱいに
張り巡らされていた。
東は腕を振ると
引っ張り出されたような感じで
空間からいつものバイクが出てくる。
このバイクはタイヤがなく
少しだけ宙に浮いて走るバイクなので
どんな道でも走る事ができて
しかも安定している。
風除けがあるので
雨の日でも多少は大丈夫なバイク。
この世界では
バイクの法律はないので
つけなくてもいいのだが
安全のためにヘルメットをかぶる。
いつもここからしか
スタートできないのが不便だ。
どこかに保存ポイントとか
あればいいのだが。