2024年1月23日、東北新幹線の上野ー大宮区間で架線が一部垂れ下がり損傷が発生、同時に付近を走行していた北陸新幹線「かがやき504号」の車両の窓ガラスにひび割れや電気を供給するパンダグラフが損傷する事故が発生した。この影響により、東北・上越・北陸新幹線の一部区間が10時頃から終日運転見合わせになったほか、JR東日本・JR北海道の新幹線に運休や遅れ、折り返し運転に伴う運転区間の変更が発生した。

 

 発生個所は、東北新幹線の大宮ー上野間で、架線の電線が損傷。また電線も垂れ下がっており、損傷はかなり酷い状況。また付近を走行していた北陸新幹線の金沢発東京行き かがやき504号 JR西日本所属のW7系新幹線の車両も損傷し、新幹線のパンダグラフの部品が線路に落下したほか、窓ガラスにひびが入った。損傷した新幹線車両は、架線の損傷個所の先で停車しているが、自走での移動は不可能な状況のため、他の車両を使用し牽引が予定されている。車内にいた乗客は歩いて近くの駅まで避難した。

 

 今回の事故により、JR東日本の東北新幹線の東京ー仙台区間と北陸・上越新幹線の東京ー高崎が終日運休した。またJR東日本・JR北海道の新幹線に大幅な遅れや運転区間の変更・運休も発生し、JR東日本の在来線では新幹線救援の臨時列車も走った。24日の運行は始発から通常通りを予定しているが、状況次第では運転見合わせの継続や遅れ・運休が発生する可能性がある。(記事文作成:運営記者)

 

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