胃の病気で怖いのは胃癌です。

胃炎を放っておくと、慢性胃炎になり、胃の粘膜が萎縮したり、胃が腸の粘膜に似た状態になる「腸上皮化生」になることもあります。

 

胃がんとピロリ菌の関係はだいぶ明確になってきています。

ピロリ菌感染の有無を調べて、感染している場合は除菌することがポイントとなります。

胃がん予防の第一歩です。

疾患によっては、健康保険を適用してピロリ菌の検査・除菌療法を行うことが出来ます。

 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃炎などの患者が胃がんになったかどうかを追跡した調査結果があります。

10年間の調査で、ピロリ菌に感染していない人で胃がんになった人は、0%(280人中0人)。

ピロリ菌に感染している人のうち2.9%(1246人中36人)が胃がんになっています。