【Cantante lirico】テノールー日本を越えオペラを外国で - A Japanese Tenor becomes an opera singer -5ページ目

【Cantante lirico】テノールー日本を越えオペラを外国で - A Japanese Tenor becomes an opera singer

テノールリリコが、オペラハウスと契約するまでの物語- Japanese Tenor lírico signs a contract with an opera theater and create a career overseas

完璧な人間関係なんてない。

 

しかし、自分はこれまで本当にたくさんの国内外の人たちと接してきてはっきりと分かることがある。

 

それは、愛情には偏った愛情と、真実の愛情があるということだ。

 

人間、なにか気に入らないことがあるのは仕方ないだろう。

しかし、感情に振り回されて生きる人と、そうでない人の違いは本当に大きすぎる。

 

器の小さい人間と、大きな人間の差。

 

これは、一生かかっても解決できない人にはできない。

 

ここに、国籍や血、宗教はまったく関係がない。

 

自分にとって気に入らないことを排除するのは、別に構わない。

無理をするのも不健康だ。

 

しかし、人間が最も不健康なのは、”いやいや何かをすること”だから、

 

興味がないのなら、人に請われてもやらないことだ。

 

そんな気もないのに、仕方なく付き合う。

 

これは、時間の無駄である。

 

そこには何の学びも発見もない。

 

その時間の積み重ねの先には、きっとまったく成長していない自分が待っているだけだろう。

 

偏屈さというのは、そういうところから生まれてくるのだと思う。

 

本当に人を愛するというのは、本当に難しいことだ。

 

自分自身が大人でなければ、けっして出来ないことだ。

 

子供が好き同士でひっついたり、離れたりするのとは、全く別次元だから。

 

日本にもそういう大人がたくさんいればいいと思う。

 

外国には、凶悪犯罪も多いが、そういう大事な部分はしっかりと普遍的に残っている。

 

思いやり、これを本当に実践できる人は、日本でもごく僅かだ。