問屋からきた男 | おぎくぼんばいえ

問屋からきた男

問屋からきた男

双六問屋に行ったことがあるかい?そこはみごとな世界だった。

双六問屋の世界では、履歴書などいらない。学歴や職歴を誰に告げる必要もないのだ。

タレントが画廊で個展をひらいたりしないし、歌の下手な者がCDを出したりもしない。

退屈な夜をうすっぺらい笑いや、ブスい女の裸でうめようともしない。

そんな必要はないからだ。みんなが自分の本当の仕事を持っているのだ。

だから当然流行に流されて右往左往してる者もいない。

若者は目上の人々に敬意をいだき、年長者は何が本当に大切なものかよくわかっている。

双六問屋は理想郷であった。だが今は遠い。

俺ははるか遠い旅をぶっとばしてきたのさ。

だからすぐには君と話がかみ合わなくても仕方がない。

理解不能なことを俺が言い出したとしても、まあ大目にみてもらいたいもんだな。

忌野 清志郎
「瀕死の双六問屋」より抜粋



そんな彼が帰ってくる。

★忌野清志郎 完全復活祭
2008年2月10日(日)18:00キックオフ/日本武道館