(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)
第121話 受け入れ態勢
「私は、彼の状態を、彼に見せてあげただけなんです。」
「いったいどうやって・・・?」
「知りたいですか?」
「はい。」
「・・・・・さっきまで僕のこと変なこと言い出す人
だなって思ってましたよね?」
浅井は涼子の本音を見抜いて、からかって言った。
「・・・正直(笑)。」
「わかりました。今の涼子さんなら、伝えられると
思います。」
浅井は、涼子が受け入れ態勢に入ったのを
確認すると、ペンと白紙のコピー用紙を取り出した。
そして、紙の左上に“斉藤涼子”とお世辞にもきれいとは
言えないが、力強い字で書いた。
「武くんについて言う前に、まず、斉藤さんを図にしてみましょう。」
続く・・・・・・