(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)


第75話 コンプレックス


「僕の場合は環境をリセットしたっていうのかな。

これも克服するためのひとつのきっかけでしょう。

女性なら髪型や服装からイメチェンをはかるという手もあります。」


「そうですよね。わかってはいるんですけど・・・。」

「でも、本当にダメなら、“あきらめる”という

のも一つの手ですよ。例えば、私の場合、

真面目なところがコンプレックスでした。人と話すとき

も、真面目な話しかできないし、冗談も言えないから、

周りからみたら面白くない人間だと思われてるんじゃないかって。」


「あ!私もです!」


「でも、あるとき開き直ったんです。みんなに

面白いと思われなくてもいいから、好きな人と

好きな話をしようって。


それからは、今私がしているような“人”についての

話を、興味がありそうな人にだけしていったんです。


すると、少しずつ話すのが楽しくなって、

少しずついろいろな話ができるようになったんです。

実は、こう見えてもちょっと前までは、口下手がコン

プレックスだったんですよ。」


「ほんとですか?」


「本当です。今でこそ、人に話をする立場の仕事を

していますが、ちょっと前まではひどかった。」


「信じられませんね。」


「ありがとうございます。すべては開き直ること

から始まったんですよ。」


「でも、開き直ることがなぜよろいの修理になるんですか?


「いい質問ですね。それは・・・」



続く・・・・