(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)


第59話 最後の提案


(これでもか、というくらい相手に
メリットを与えるような提案をするんだ。)

志保子は、拓郎の教えを思い浮か
べながら、最後の切り札を切った。


志保子:「最後にもう一つだけ提案があります・・・」

浅井:「まだあるの!?」

志保子は、浅井のリアクションから
もう十分すぎるくらいお腹いっぱ
いになっていることを感じ取った。

志保子:「最後のデザートです。」

志保子は、浅井が引かないよう
できるだけちゃめっけたっぷりに言った。

浅井:「デザート?どういう意味かな?」

志保子:「最後の提案は、収益の
ためというよりは、この研究所が
より一層楽しくなるような提案です。」

浅井:「ほう。何かな?」

志保子:「年に一度、教材を買って
会員になってくださった方に、パー
ティの招待状を送るんです。」

浅井:「パーティ?」

志保子:「はい!このパーティでは
会員のみなさんが集まって交流
してもらいます。そうすれば、
会員のみなさんに、いろいろな
メリットを提供できます。」

浅井:「パーティをやることでどんな
メリットがあるの?」

志保子:「はい!まず通信教材や
相談だけだと、やりとりは、この
研究所と会員さんとの間だけ
なってしまいますよね?

すると、どうしても会自体が無機質
になってしまいます。

だから、会員さん同士の交流を
“年に一度のパーティ”で促進する
ことによってモチベーションアップ
や情報交換につながります。」
浅井:「なるほど。」

志保子:「全国に仲間がいるという
だけで楽しさもまったく違ってきますよね?」

浅井:「そうだね。それに、私たちに
とっても、全国に同志がいると
思うと、実に心豊かな気持ちになるね!

志保子:「はい!所長ならそう
言ってくださると思ってました。」



続く・・・・・・