(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)


第58話 これでもか



浅井:「600万か~。それだけ売れれ
ば、ロビンちゃんに給料を300万円
払ったとしてもまだ利益があるな。」

志保子:「いえいえそれはうまくいった
らの話ですから。でも、話には、まだ
続きがあるんです。それだけで満足
して頂いては困ります(笑)。」

浅井:「まだあるのか・・・」

志保子:「教材を申し込んでくださった
方のうちから会員をつのるんです。
で、その会員は受けられる特典に応じ
3つのグレードに分かれています。

価格の安い順に、毎月情報がもらえる
『メディア会員』、そしてメール相談が
できる『メール会員』、一番高いのは、
直接ネット電話で相談ができる『スカ
イプ会員』です。」


浅井:「で、会費はいくらなの?」

志保子:「だいたい2000円、3000円、
5000円といったところでしょうか?」
浅井:「教材を購入してくださった方に
教材以外に何か売ってもいいのかな・・・?」

志保子:「個人的な意見ですが、
今まで資格試験の勉強のために
教材を買ったことがありましたが、
そのとき質問とか相談ができる
スクールの教材を買って、本当に
よかったって思った経験があるので、かえって親切だと思います。」

(俺は売ることに罪悪を感じているのかもしれないな。)

浅井は、自分の教材に自信があったが、
売るという行為に自分の偏見があることに気がついた。


浅井:「なるほど。そこまで考えていなかったよ。」


(これでもか、というくらい相手に
メリットを与えるような提案をするんだ。)

志保子は、拓郎の教えを思い浮かべ
ながら、最後の切り札を切った。


志保子:「最後にもう一つだけ提案があります・・・」


続く・・・・・・