(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)


第54話 繰り返し



志保子:「だから、ピストルの弾を売るんです。」

浅井:「つまり、どういうことかな?」


志保子:「つまり、所長の教材は、一回販売して、
お客さんが学んでしまうと、それで終わりですよね?」

浅井:「まあそうだよね。」

志保子:「それは、お客さんにピストル本体
売っているのと同じことになります。
だから、お客さんに繰り返し繰り返し買って
頂けるようピストル本体ではなく“ピストルの弾”を売るんです。」

浅井:「なるほど。パソコン本体じゃなくてソフトを
売るマイクロソフトの戦略みたいなものだね。
いいたいことはわかるよ・・・。でも、私の場合、
具体的に何を売るのか検討もつかないな。」

志保子:「具体的には、所長の人間学の
教材のアフターフォローとなるもの全般を
売ります。所長の教材は、コンサルタントや
カウンセラーに販売するんですよね?」

浅井:「うんそうだよ。この教材を学べば、誰でも
短期間でクライアントに適切なアドバイスができるんだ。」

志保子:「だったら、その教材を学んだカウンセラー
の人たちに、その教材を学んだ後に欲しがるで
あろう情報ノウハウを売るんです。」

浅井:「教材を学んだ後に欲しい情報ってなんだろう?」

志保子:「例えば、会員制にして、現場の実際の事例を、
所長が分析した“ニューズレター”を毎月送るとか、
コンサルタントが、その人間学のセミナーを開く権利や
ノウハウを売るんです。」

浅井:「なるほど。今回、自分の教材を売ることしか
考えてなかったけど、それは、お客さんにとって
もいいことだよね。」


浅井が興味をしめしたところで、志保子は次の
カードを切った。

志保子:「で、ここからが本題なんですけど・・・」



続く・・・・・・