(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)




第43話 “不思議なボール”



桜井:「実はね、今言ったことを利用すると、“落ち着き”を

コントロールできるんだよ。 」


志保子:「ほんとですか?」


桜井:「ちょっとやってみようか?

まず体の“みぞおち”の部分にソフトボールくらいの

大きさの“球”が入っているところをイメージしてみて。」


志保子:「はい。」


桜井:「で、ちょっと落ち着いているときの自分や落ち着かない

ときの自分を思い出してみて、そのボールが体のどの位置に

来ているかイメージしてみてくれる?」


志保子:「はい・・・。」


桜井:「落ち着かなくてソワソワしてるときは、ボールが

どのあたりの位置にきてるかな?」


志保子:「落ち着かないときは、ボールが胸のあたりまで

上がってきてる感じがします。」


桜井:「逆に、落ち着いているときは?」


志保子:「落ち着いているときは、ボールが、おへその

下あたりに下がっている感じがする・・・かな。」



桜井:「実感できているみたいだね?

このイメージ上のボールが“気”なんだ。


で、さっき言ったように、重力から見て、

“気”を体の下の方にためると安定し強くなる

これが、“落ち着く”っていうことなんだ。」



志保子:「スゴイわかりやすいですね!

“落ち着く”って目に見えないけど、こういう風に

イメージをすると実感ができます。」


桜井:「そう。だから、自分が落ち着かない場面に

なったときに、“落ち着く”には、深呼吸をしながら、

上がっている自分の中のボールを下げるイメージを

すると“落ち着き”を手に入れることができるんだよ。

不思議とね。まあ、やってみなければ信じられない

だろうから、何か落ち着かないなって思ったらやってみて。」


志保子:「はい!わかりました。」



続く・・・・