(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)
第40話 病める職場
志保子:「前のオフィスでは、音楽なんてまったくなかったですよ。」
桜井:「オフィスには何人くらいいたの?」
志保子:「15人くらいです。」
桜井:「広さは?」
志保子:「まあ、15人分のデスクが置けるくらいで、
広くもなく狭くもなくといった感じだと思うんですけど。」
桜井:「雰囲気はどうだった?」
志保子:「シーンとしてて、しゃべるのも気が引ける
雰囲気でした。」
桜井:「なるほど。それじゃ病気になっちゃいそうだね。」
志保子:「はい。私も重苦しい雰囲気がイヤで、
気がずっと滅入ってました。うつ病でやめていく
人も何人かいたし・・・。」
桜井:「音楽がそういった病気の予防に役立つかは
わかんないけど、人の心理になんらかの作用をすることは
あるだろうね。」
志保子:「はあ。」
桜井:「だって、コンビニだって、音楽を変えただけで、
店の前にたむろしてた若い子がいなくなったりするんだぜ。
音楽がその場の雰囲気を作って、人の心理に影響することは
間違いないね。」
志保子:「だから、このオフィスでは、波の音が流れてるんですね?」
桜井:「それに、最近のビジネスでは、クリエイティブさが
要求されるからね。斬新なアイデアや柔軟な思考は、人間が
リラックスしてる状態で生まれることが多いんだよ。」
志保子:「なるほど。お風呂やトイレでアイデアがわくみたいな
感じですね?」
桜井:「そうそう。俺はデート中とかにわくよ。」
続く・・・・・