(このブログでは、仕事や人間関係に役立つ情報を
小説形式でお届けしております。
はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話
よりお読みください。)
第26話 真実を見る力
いきなり「講師を疑え」と言われたり、講師が握手に
一人一人を回ったりと、受講生の間に少し戸惑いを
残しつつセミナーは始まった。
浅井:「さて、みなさん。今日は、真実が見えるメガネを
プレゼントするって言いましたよね?」
浅井は、ホワイトボードに、「真実」と書いた。
浅井:「まず最初に考えて頂きたいことがあります。
それは、『真実って何だろう?』ということです。」
浅井は、一番前に座っていた男性に同じ質問をした。
学生らしいまじめそうなその男性は、少し考えてから答えた。
男性:「『ほんとのこと』のことだと思います。」
浅井:「そのとおり!辞書にも、『うそでないこと。
本当。』と載ってます。他には、『絶対の真理』という意味が
あるみたいです。」
浅井:「ここでは、『ほんとのこと』という意味で
お話していきましょう。では、みなさん。仕事や生活を
する上で、ほんとのことってわかった方がいいですか?」
今度は、一番後ろの白いシャツの女性があてられた。
女性:「時と場合によると思います。」
浅井:「例えば?どういうケースがありますか?」
女性:「例えば、仕事などで何か判断しないといけない
ときは、真実ができるだけクリアにわかってた方が
いいことが多いですよね。
逆に、人の本音とかは、逆に知らない方がいい場合も
ありますよね。知ってしまうと傷つくこともありますし・・・。」
浅井:「そうですね。私もそう思います。でも、真実を
見る力を持つことと、傷つくこととは、別のことなんですよ。」
続く・・・