(はじめてこのブログをご覧になる方は、第1話 よりお読みください。)



第16話 ほんとの悩み



涼子:「他にはどういう点でやる気ないって思うんですか?」


桜:「・・・・・・・えっと、副店長に新人教育を任せているんですけど、

新人スタッフが言葉遣いとか態度とか悪いのに、注意をしないん

ですよ。」


涼子:「なぜしないんでしょうか?」


桜:「嫌われたくないんじゃないですか。」


涼子:「なぜ嫌われたくないんでしょうか?」


桜:「そりゃあみんな嫌われたくないでしょう・・・。私だって・・・」



桜が下唇をかんだのを見逃さなかった。

涼子は、直感的に、

「部下のやる気は、桜の本当の悩みではない。」

と悟った。

しかし、涼子は自分の直感を決めつけるようなことはしない



涼子:「何かあったんですか?」


桜の目の奥を見るように、そして、まるで桜に手を差しのべる

かのようにやさしく言った。



続く・・・・・・・


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