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第3話 4人のスタッフ
翌日、彼女は、8時には、オフィスに来ていた。
「水島さん、おはよう!早いね。出勤は9時からでいいのに・・・」
「私には1週間しかないですから・・・」
緊張感はあるみたいだ。
みんなが来る前に予備知識を入れておかないと。
「ところで、うちのオフィスは、現在私も含めて4人の
研究員が働いています。また、彼らが出勤してきたら、
紹介しましょう。」
「はい。お願いします。」
「カンタンにメンバーについて説明しておきますね。
まず、副所長の斉藤涼子さん。通称”スカリー”。」
「スカリーって・・・」
「そう、アメリカの人気ドラマXファイルの女捜査官。
キレモノって感じがしないかな?」
「はいしますね。」
「このオフィスでは、最初にあだ名を付けられるんだ。
ちなみに、私は・・・」
「モルダーですか?」
「ハハハ。残念ながら違うんだな。またみんなに
聞いてみてよ。」
「気になりますね。」
自分のあだ名を自分で発表するのは、
ちょっと照れるので、話をはぐらかすため、説明を続けた。
「なぜあだ名をつけるかと言うと、あだ名には
いろいろな効果があるからなんだ。」
「はあ・・・」
「一番の効果は、人間関係が良くなること。
あだ名で心理的距離が近くなって親しみが
感じられるようになるんだ。」
「あだ名で・・・」
「だって、斉藤さん、って呼ばれると、
社会的に接している感じがしないかな?」
「確かに、仕事を通じた付き合いだけって感じですね。」
「それはそれでいいんだけど、うちでは、人間関係を
深くする方針なんだ。」
「なるほど。」
「そして、二人目は・・・」
続く・・・・