これ私だけ?「積読という名の迷宮」 | humanskill-blogのブログ@

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自分探求のブログ

最近、ふとした拍子に自宅の本棚をしげしげと見つめる時間が増えた。
別に引っ越しでもするわけじゃないし、断捨離に目覚めたわけでもない。

ただ、なんかこう……“棚の向こう側”が気になったのだ。

で、思った。

「これ……全部、読んだか?」

いや、けっこう読んだぞ? 読んだ気はする。読もうとした記憶もある。開いた覚えも、ある……気がする。

 

問題はここからだ。

最初に読み始めて、「おや、これはちょっと違うな」と思った瞬間、すぐにブックマークを挟んで放置。
専門書にいたっては、「今ここが必要!」とピンポイントで1ページ読んで満足。
読み終えた気になって、本棚へ殿堂入り。

もっと問題なのは、「あとで読もう」と思って置いておいた本たち。
やつらは二度と読まれない。絶対に。

 

そして、いざ処分しようとすると、

「これはいつか読むかもしれない」
「いや、これ帯の推薦文がすごいんだよね」
「作者が〇〇で…って、誰だっけ?」

 

結局、一冊も処分できず、本棚は“積読タワー”として静かに威圧感を放っている。

だがしかし。

そんな中でも、何度も読んでるお気に入りの本というのがある。何回も読んでるくせに、新しい発見があるのだ。

「え? こんなこと書いてあったっけ?」

あれ、俺……ここ読んでなかったのかな?ってくらい新鮮な気づきがある。

たぶん、読むたびに“読む人間の中身”が変わってるんだろう。
本ってのは、中身が固定でも、読み手が変化する不思議な鏡だ。

そう思ってまた、ページをめくる。

 

いや、その前に積読をなんとかしろ、自分。