【サンフランシスコ珍道中⑥】ミルバレイ事件簿、愛すべきラブ達。 | humanskill-blogのブログ@

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サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡ってしばらく。
緑豊かでセンスのいい家が並ぶ、知る人ぞ知る高級住宅地ミルバレー。
そこに、なんと日本人が経営するミシュラン三ツ星レストランがあるという情報を聞きつけ、
心理劇の仲間と“ちょっと文化的”な遠足に出かけたことがありました。

この町には、旧知のセラピストの友人が住んでいて、お宅訪問もセットで決行。

 

玄関を開けた瞬間

ドドドドドッ!

いきなり2頭の黒ラブが猛ダッシュでお出迎え。
推定50キロ×2。まるで動くクマ。

うちの30キロのゴールデン(モコ)なんて、マシュマロサイズに思えるくらい。
しかもこのラブたち、初対面でも容赦なし。
「ねぇねぇ、あそぼ!ボールは!?撫でて撫でて撫でて!!!」
このテンションがしばらく続き、尻尾のブン回しがもはや戦闘モードの鞭
あれでスネを打たれたら、立ってられない。

セラピー談義を一通り済ませた後は、気分転換に町へお出かけ。

コインパーキングに車を止めて、モコへのお土産を探しに、
セラピストに聴いていたペットショップへ立ち寄ることに。

 

ドアを開けると、ぬ〜ん…と現れた看板犬。
7歳のゴールデンレトリバー。ちょっと白くなった顔が愛しい。
お店のお姉さんに「うちの子もゴールデンなんです」とスマホのアルバムを披露し、
気がつけばゴールデントークで小一時間。

パーキングの時間は余裕があった……はず。
ちょっとお茶でも、とカフェに寄ったのが運の尽き。

車に戻ると、ワイパーにヒラヒラと光る白い紙。

「……え?」

駐車違反切符!

いやいや、オーバーしてもせいぜい2、3分ですって!?
どこに隠れてたの?木陰?路地?
まるで忍者のように現れ、サッと違反切符を挟んで去る。
お見事な手際、感心してる場合じゃない。

こうして、私の中の「アートと自然の町・ミルバレー」の印象は、
「犬は最高だけど、パーキング係はシャドー部隊」という微妙な色合いに。

それでも、ラブラドールたちの顔と、ペットショップの看板娘の尻尾ふりふりを思い出すと、
まあいいか、と思えてしまうから不思議です。