しばらく、駅舎の前でタクシーを待つことにした。
5分、10分?タクシーが来ない。
どうしちゃったんだろう?本当にタクシーを呼んでくれたのかな?
しばらくすると、太った男の人が私に近づいてきた。
うん?
彼は私に名前を尋ねると、
「あっちの道で待っていたのに。。」
そうなの?
どうも、駅前は車が入ってはいけないらしい。危うく乗り損なうところだった。
そんな話をしながらタクシーの所まで歩いて行き、運転手に行き先を告げた。
会場は、小さなコンドミニアムを借り切っているようで、駅から10分くらいの海と街道を挟んだところにあった。
知らない土地、知らない外人たち(いや、私が外人だった)慣れない言葉。。
5日間の自分との闘いが始まる。
お世話係がまだ着いてなかったので、フリードリンクを飲んでいたら、トレーナーがやって来た。
彼とは日本で前に2,3度会っているので、少しほっとした気分になった。
やがてお世話係の人も来て、部屋割りを聞いて入室。
午後二時の開始までだいぶ時間があるので、探索に。。。
コンドミニアムのマネージャーにランドリーはあるか聞いてみたら、ここにはなく、
「ここから街道沿い10分くらいの所にでっかいのがあるよ」
と教えてくれた。
今のうちに洗濯しておくか。。
バッグに詰めていそいそと出かけて行った。。
海を左に見ながら街道を歩いていると、やっとカリフォルニアに来たなという感じがした。
空はどこまでも高く、まさにカリフォルニアブルーだった。
ロスのスモッグとは大違いであった。
やがて、あることに気がついた。
かれこれ15分以上歩いているのに、それらしき建物がみえない。
あれ?聞き間違ったかな?海を見ていたので、見過ごしたかな?
もう少し歩いて、それらしき物がなかったので、来た道を引き返すことにした。
コンドミニアムに着いて、マネージャーに聞いたら。
「歩いて行ったの?。。。車でだよ。。」
by car...そんなこと言ってなかったじゃん。
でも、アメリカではなんでも車なんだよね。
ワークショップが始まって、最初にその事をシェアしたら、
地元じゃ馬に乗ってそうな、テキサスから来たかっこいいお姉さんが
「後で、乗っけていってあげるよ」
と言ってくれた。
テキサスから車で来たんだ。。(すごい)
