日本語は世界にまれにみる言語です
私も人の事は言えませんが、日本人が日本人として正しい日本語を話すことが、
日本の古来より受け継がれてきた日本の文化・伝統・神道を体現していくこと
だと思っています。
小さい頃の楽しい思い出
上述の話は次回に譲るとして、またまた小さい頃の話をさせてください。
私が子どもの頃は、今のようにテレビゲームがあるわけではありませんでした。
だからこそ、映画やテレビで観た時代劇の主人公になりきって遊ぶのが楽しかったんです。
その中でも、忍者ものは特に大人気!みんなで忍者になりきって、あれこれ工夫しながら遊びました。
今でも不思議なのですが、忍者は巻物を口にくわえて「ドロン。。」と姿を消すんですよね。
煙がモクモクと立ち込めたかと思うと、一瞬で消えてしまう──まるで魔法みたい!
「どうやったら消えられるんだろう?」「あの巻物って一体何なんだ?」
そんなことばかり考えて、勉強もそっちのけで友達と夢中になっていました。
「巻物をくわえれば消えられるのかな?」
そう思って、家にあった掛け軸をくわえてみたこともあります。でも、当然ながら何も起こらない。
「きっと何か秘伝の術が書いてあるに違いない!」
時代劇の映画でも、巻物は秘伝書として登場していたので、「もしその秘伝書を手に入れたら、
僕たちも忍術を使えるかも!」なんてワクワクしながら考えていました。
友達とあれこれ話し合いながら、どうしたら忍者になれるのか真剣に議論していたのを思い出します。
そういえば、小さい頃の方が、友達と色々なことを話せたような気がします。
相談してもケンカになることはほとんどなく、それぞれにいいアイデアが出てきて、
たとえ自分の望んでいない結論になったとしても、案外すんなり受け入れていました。
だからこそ、友達の意見を面倒くさがらずに一緒に試してみることが多かったんです。
今ならネットで「忍者 巻物 秘伝書」と検索すれば、すぐに色々な情報が出てくるでしょう。
でも、当時はそんな便利なものはありませんでした。
そこで「図書館で調べてみよう!」ということになり、学校帰りに区の図書館に寄ることに。
ところが、いざ図書館に着いても、どこから調べればいいのかさっぱり分からない。
「忍者の巻物って何の本に載ってるんだろう?」
結局、探し方も分からず、なんとなくそれらしい本を眺めて時間が過ぎてしまいました。
そんなこんなで、最終的には自分たちで巻物を作ることに!
わら半紙を10枚くらい糊でつなぎ合わせ、くるくる巻いて、それっぽい巻物を完成させたのです。
糊で繋ぐっていうのが、なんとも昭和らしくていい感じ。
果たしてその巻物で「ドロン。。」と消えることはできたのでしょうか?
この話の続きは、また機会に。