最近、目にしたもので、
うつやパニック障害などの
精神疾患には鉄(Fe)不足が密接に関わっている・・・?!
との興味深い内容に、
一気に目をとうし新たな認識をもちました。
一般的に知られている
・心を安定させるのは・・・・・・・・・・・「セロトニン」
・やる気や意欲を促すのは・・・・・・・「ノルアドレナリン」
・快楽や多幸感を得るときには・・・「ドーパミン」
などの神経伝達物質が脳内に分泌されていますが、
この鉄(Fe)が、これらの神経伝達物質を作る際に
必要な酵素の働きを助けています。
したがって鉄(Fe)が不足すると
セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンが
必要なときに作られなくなってしまい、誘因として、
うつやパニック障害の症状を引き起こしやすくなる。
・・・ という内容のものでした。

皆さんもよく知っている赤血球の
ヘモグロビン値が(Fe)不足している状態を貧血状態といい、
ヘモグロビンを作る材料は鉄(Fe)とタンパク質で、
この鉄(Fe)とタンパク質が不足するとヘモグロビンを作り出せず、
酸素不足の状態であり貧血を起こしやすくなってしまいます。
ところが、幹細胞などを中心に分布し、
体の内部に鉄(Fe)を蓄えられたタンパク質フェリチンが
血中に鉄(Fe)を放出してこれを調整をしてくれていたのでした。
ですから、ヘモグロビン値が正常でも、
本来、体の内部に蓄えられるべき鉄(Fe)の
タンパク質フェリチン欠乏による不具いにより
体調の不良を訴える人も出てくると思われます。
それは、このフェリチンが低く、
鉄(Fe)の貯金が減っていることであり、
気分が落ち込む・イライラする・動機やめまいがする、
目覚めが悪い・冷え性である、といった症状が起きてしまうのです。

ちなみに、
・ヘモグロビン値が低くなる貧血を・・・・ 鉄分欠乏性貧血
・フェリチン値が低くなることを・・・・・・ 潜在性鉄欠乏症 といい、
この“貧血ではないのに鉄不足”の人が、
うつやパニック障害の人にとても多いことが分かって来ました。
また、体の生理的な仕組みや特徴により女性は、
このフェリチン値の低下を招いてしまう潜在的な可能性を含む、
初潮で激減し、月経や妊娠・出産を迎えると、
妊娠中は鉄とタンパク質の多くを胎児に与えるので
重度の鉄・タンパク質不足になってしまいます。
更に、フェリチン値が10ng/ml以下になると
産後うつの発症率も高くなります。・・・
40代以降になり、閉経が近づくとフェリチン値は戻るというが、
婦人科系の疾患にかかり出血しやすい状態になると、
またフェリチン値が下がるので注意が必要です。
~追記~
著者の藤川先生のクリニックでは、
患者の約8割が鉄不足であることが判明したのでした。
日本での、このフェリチン値の基準は、
女性で5〜157ng/mlとされているが、著者のクリニックでは、
100ng/ml以上になることを目標にしているそうです。
ふじかわ心療内科クリニック
院長の藤川徳美先生。この鉄分を補う栄養療法により、
12年4月から、約2,000人の患者の症状を改善させたという。
その臨床結果をまとめた「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった」
著書は(光文社新書)が、7月に発売され話題になっている。
ヒューマンプロファイリング
ハートフルアドバイス

