ひとの匂い、ひとの香り
清楚なサリーをまとい、サンダル履きの聖女、マザー・テレサの言葉である。ここには、人間の愛の香りがある。
花と人
美しい花より
よい香りを持つ
花がいい
美しい人より
良い性質の
人がいい
「坂村真民 人生の詩 一念の言葉、 より」
花の香りは、虫たちを惹きつける、生き残るための叡智であろうか。人にも香り、匂いがある。良い性質の人には、まさにこの匂いが漂う。
「衣食足りて礼節を知る」 何不自由ない環境で育った人は、どことなく立ち居振る舞いも優雅でおおらかさが滲み出るようだ。
脳科学者 茂木健一郎氏は、人の性格は、親から受け継ぐものは20%、あとの80%は、出会う人から形成されるという。
梁瀬自動車会長、梁瀬次郎氏は、「ありがとうございます」 を一日に二百回は使ったという。この言葉を自然に使える人は、謙虚でおおらかな人である。
梁瀬会長が折々に書いた「ひとの匂い」、「アメリカの匂い」、「遊びの匂い」、「旅の匂い」がある。珠玉の言葉で見つめた、ひとの香りのする本である。
花の香りがミツバチたちを惹きつけるように、”良い性質”の人の香りは多くの友を惹きつけるのかもしれない。
「僕はジュニュビエーヴに、泉を見出した、救いは一歩踏み出すことだ」
サン・テクジュペリにも、”人間の香り”がする。
1960年代、反戦運動に揺れるアメリカの若者を熱狂させ、麻薬と激情の中で歌い続け、27歳の若さで逝った女性ロックシンガー、ジャニス ジョプリン。
"The rose" の一小節。
「 愛を受け入れぬ人は 愛を与えようとしない
魂は死ぬことを恐れ 前向きに生きようとしない
夜があまりに寂しすぎて 道が果てしなく感じる時
あなたは思う 愛とは_運のいい人が、強い人が手にする
でも思い出して 冬の間冷たい雪の下で 太陽の愛を感じた種は
春に美しいバラとなる。」
彼女は、今でもどこかで、この歌を歌っているに違いない。
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