宇宙は数学の言葉で書かれている | humanite88

宇宙は数学の言葉で書かれている

「数学嫌いな人のための数学」 小室 直樹


 数学には、「解のない問題」、「解があっても解けない方程式」つまり答えのない問題も有る、という。

学校では正解を一つしか教えないが、実社会では、解は、必ずしも一つではない。


 数学には、実数と虚数(e)がある。見える数と見えない数だという。吾々数学に疎い者には十分に理解できない。

 

 「宇宙は数学の言葉で書かれている」(村山 斉)ともいう。

 

今年7/24アナログ放送は終了、デジタル放送へ移行する。コンピューターを制御するデジタルの言葉は0と1の2進法で書かれている。0と1の間には何もない。


 テレビをはじめ、衛星が飛ぶのも、データのやり取りもすべてコンピューター制御である。遥かな宇宙から送られてくる写真もデジタル信号によるデジタル写真だ。

 しかし実社会を構成する見えるものは、見えないもののうえに存在している。氷山のように海面下に隠れているものの方が大きいのだ。

 

0と1の間には見えない無限の情報が隠されているのかもしれない。

 世界を支配するのは表向きの見える世界だけではない。見えない闇や密約なるものがあってかろうじて動いてゆく。闇が多ければ専制政治になるだろうが、時としては、隠すのが正解の場合もあるだろう。


 実社会での解は一つではない。正義が多様化しているように、相手にも正義があるのだ。

 ウイキリークスはこの闇を暴いてみせる。果たしてこれも正義なのだろうか。


 阿吽の呼吸や揺れ動く乙女心には、まさに0と1の狭間で彷徨う人間の心の風景がある。

 日本人は、和を尊ぶ。まあまあと言う言い回しは、英語にはないらしい。デジタルの、黒か白かで決着をつける文化に、われわれはなじまない。

 

 しかしである。政治の世界では話が違う。優柔不断、決断せずすべて先送りの民主党政治は、この部分で大いなる感違いをしている。

 

 升田幸三名人に言わせれば、リーダーたるものの資格は、理を突き破る決断ができるかできないかにあると言う。菅直人にはこの資質が全くない。

 

 八ッ場ダム、普天間、尖閣、小沢問題等の取り組みに、政権運営の長たる判断ができない。無免許運転と言われる所以であろうか。


 消費税、TPP参加等、段取りも対応策の工程表も設計図もなく突然ぶち上げる。 大局を見極める力量無き内閣改造、国民の信を裏切る有言不実行、マニフェスト詐欺内閣が続く。


 「コンクリートから人へ」は、まさに絵空事であった。


 菅直人、野党時代の口癖だった、「国民に信を問え」はどうしたのか。




参考図書


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