こんばんはユマニテ会ゆにっちです。




先週の金曜日は安岡活学塾イブニングセミナーでした。




論語より為政第二-22




子曰わく人にして信無くんば、その可なるを知らざるなり。


大車輗(げい)無く、小車軏(げつ)無くんば其れ何を以て之を行らんや。




先生はおっしゃった、言うことに信頼がなければ、うまくやっていけるはずがない。馬車にくびきがなくては馬車を動かすことができない。


馬が馬車を引く時、馬と馬車を結ぶものが「くびき」である。げい→「牛車のくびき」げつ→「馬車のくびき」


人が馬で、馬車が社会とすると、その人と社会を結んでいる、「くびき」にあたるものが


「信」である。




孔子のいう信は、忠(まごころ)に支えられた信でなければならならい




信(信用 信頼) ・・・他の人との間の関係における社会道徳の基本


忠(やさしさ おもいやり)・・・個人的なまごころのもんだい




今回はその信という言葉を大切に思ったある人の話をしましょう。




「一諾千金の男」といわれた漢の時代の「季布」という人の話です。


弟は丁公(ていこう)といって非常に優秀で、季布はいつも弟に劣等感をもっていた。




自分は何をもって名をあげようかと考えていたが、


季布は「信」約束を守ることこれだけは誰にも負けないようにしようと決めた。




そうして季布は若い頃から「黄金百斤を得るは、季布の一諾を得るに如かず」


(お金を沢山貰うよりも、季布に頼みごとをして「わかった!」と言ってもらった方がよい)


の成語で知られ、約束を必ず守る人間であると評判になった。




またこの時代は秦~漢へ移る戦乱の時代で、丁公は項羽の軍の将軍だった。




項羽と劉邦の戦いは結局最後は劉邦が勝利する。


季布の弟 丁公は二股をかけて、戦いのあと、敵であった劉邦の軍に


取り入りとりたててもらおうとしたが、結局は処刑された。




季布は、漢帝国の続く限り、永遠に逃亡する運命となった。




しかも、追い討ちをかけるように


「季布を捕らえた者には千金を与える。ただし、季布をかくまった者は三族を皆殺しにする」


という劉邦の勅命が出された。 しかし、それでも季布は生きることを諦めなかった。




そうしているうち季布は朱家にかくまわれることになる。




朱家はいつも困っている人の為に働いているような人だった季布をかくまい、


客人として扱い、自分の息子の先生にした。




季布の才能を見抜き、なんとか季布が許されるように働きかけた。


「この季布が匈奴の土地に逃げていって重く用いられたらそれこそ大きな脅威になります」と訴えた。




その後季布は許され、役人として登用されまた活躍することができたのだが、




朱家はその季布には二度とあわなかったと言われている。


朱家もまた侠者である。


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さりげなくあざやかにかっこいいですね。




やっぱり儒教任侠派の四竈ワールドです。




哲学塾 ユマニテ会-kifu



季布のお話は「中国任侠伝」の中にも出てきます。


興味のある方は読んでみて下さい。




次回のユマニテ会は


2月24日(金)19:10~20:40


NOF新宿南口R3C会議室4F セミナールーム


https://r3c.jp/roomreserve/map


会費:3000円です。


初めての方も大歓迎です。


お問い合わせは




今回のメニューは


①ラッセル「人生についての断章」から『結婚』。テキストお持ちの方はご持参下さい。

コピーもご用意します。

②「徒然草」、第92段「或人、弓射る事を習ふに、・・」

③その他哲学的小話は、時間があれば、プロメーテウス、アマゾーン、オルペウス&エウリュディケー等について。




お楽しみに!