ホモサピエンスの時代から２０万年。
人類が文明という基盤における社会を形成したのは、
ピラミッドの時代から考えると５０００年前。
それまで人類は、
動物とほぼ同じフィールドで闘争と逃走の中、
弱肉強食、食物連鎖の一連に生きていました。
当時は、明日の食料が担保されていなかったのです。
熊が冬眠するのも、
狸寝入りに言われる狸が寝るのも、
極力エネルギーを消費しないようにする作用です。
その作用が動物である人間にも当然働いていました。
そのひとつがチェンジブラインドネスです。
チェンジブラインドネスとは、
小さな変化を見えなくさせる脳の作用です。
チェンジ＝変化 ブラインドネス＝盲目
小さな変化に対する盲目
なぜそのような作用が脳に働いているのか。
脳は人間で最大のエネルギーを消費する臓器です。
その脳の消費エネルギーを極力抑えるために、
脳は小さな変化は捉えないようにできています。
ごくわずかな変化まで捉えて、
それを脳が処理していてはエネルギーの無駄遣いだったのです。
しかし、それは動物と同じフィールドで生きていた時代の話。
今は繊細さが必要です。
ですので、
自身の小さな変化はチェンジブラインドネスによって、
脳は処理しません。
だから人は大きな変化を求めてしまうのです。
しかし、意識的に小さな変化を捉えるように心がければいくらでも小さな変化を捉える事ができます。
成長は、ごくわずかな小さな変化の積み重ねです。
今日でも、講演中にたくさんの小さな変化があなたに訪れると思います。
体感ワークでも、ある人は変化を感じないかも知れない。
でもそれはチェンジブラインドネスです。
だから、若干でも変化が起こっているその小さな変化を捉えてください。
脳大成理論で、小さな変化をあなたが捉える事ができたなら、
それは近未来必ず大きな変化となります。
あなたを、あなたの脳を信じてください。
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