【日本人としての誇りと振る舞い】
新規事業の打ち合わせで、香港・中国に行って参りました。
香港は、金融も発達していて、世界の最先端の情報が行き交う場所でもありますね。
街並みがとても賑やかで、人も速く歩きます。
歩く速さは脳の速度、街の速度と比例していると言われていますが、香港はその観点からも街が栄えている事が読み取れます。
しかし、やはり日本の繊細さは薄い。
最近日本人や日本そのものが、欧米化しているとか、経済に寄りすぎてるとか、他国より遅れているとか、様々な事が言われています。
わたしの世代の人は、アメリカンナイズされてるという指摘をよくされていたのは記憶にあると思います。
しかし、日本人の素晴らしさであり、他国に真似できないモノ。
それは、繊細さ。
圧倒的に日本人の繊細さは他国に全く類を見ません。
日本人としての感性、哲学、生き方。
それらを一言で言えば『日本精神』と言えるでしょう。
そして、脳大成理論で定義している通り、私たちの人生の目的でありゴールは、『己の脳を使い切る事』です。
そして、その脳の使い方として最も最適な脳の使い方が『日本精神』なのです。
部分的に見れば、他国に遅れているだのこのままではダメだのという警笛を鳴らされるのかも知れません。
わたし自身も、各分野の専門家ではないのでそういった意見も正当なのでしょう。
しかし、わたしの立場から見ると、日本人が日本人たるモノは、失われていないと強く感じています。
確かに昔に比べ、薄まっているのかも知れませんが、それは時代の変化と共に程よくバランスが取れているのではないかと思います。
それ程悲観的にならなければならないのでしょうか。
しかしながら、脳大成理論は、脳を活性化する事により、結果的に『日本精神』を育てるモノです。
わたしは、その必要性や有用性を更に強く実感した次第でした。
つまり、
~失われているから取り戻せ!~
ではなく、
~あるから安心して!でも、それが強みだから最も伸ばそうよ!~
という事なのだと思うのです。
この違いは随分大きいと思います。
あなたにも、世界に誇れるモノがある。それが日本人であるという事。
日本で育ったからこそ身についているもの。
人を慈しみ、思いやり、礼節を重んじ、己を恥じて、正しきを貫く精神。
目の前の人の痛みを己の事のように感じられる心。
繊細で緻密な思考。
決して派手で造形美的な煌びやかさはない、地味だけども本質をしっかり見据えている振る舞いや意識。
勝った時に、負けた相手の事を配慮し、考えられる慈悲の心。
それは、世界から見たらとてもとても大きなパワーと可能性を秘めたモノなのです。
あなたには可能性がある。
だって、日本人だから。
※海外の人がダメなのだと批判したり、差別する意味での記述ではなく、日本人としての長所を表現したく記述しているものです。誤解なくお読みいただけると幸いです。