巷では、成功者の成功体験による、成功哲学やその考え方がセミナーや研修、書籍で流通しています。
その情報量たるや膨大です。
書籍のコーナー一角を占めるまでの勢いがあります。
それだけ、成功に関する事をたくさんの方が興味をお持ちだと言う事でしょう。
しかし、成功者の話を聞いても、決して成功する事はありません。
なぜならば、わたし達は意識と無意識で構成されています。
意識は10%、無意識は90%の割合です。
これがどういった事を意味しているかというと、
わたし達が24時間起きていたとして、思い出せる・自覚している・意識している時間はその10%に過ぎないという事なのです。
つまり、2時間くらいしか思い出せないのです。
例えば、とある所に電車で移動したとします。
移動時間が30分だったとしましょう。
移動した時の事を思い出したとしても、
30分丸々思い出す事は出来ません。
思い出せて、ポイントになった所、乗り換えだったりとか、印象に残ったポスターや人だったり。
せいぜいそんな所です。
この事は人生にも当てはまります。
ですので、成功者が創り上げた成功のうち、
その人が語れるのは10%だという事です。
これは、120分の映画の12分だけを聞いて、
全体を把握しましょうと言われているのと同じです。
また、成功者のやったことをそのままやって、
同じ結果が出るはずもない。
イチロー選手は毎朝カレーを食べるというのは有名な話ですが、
毎朝カレーを食べたからといって、
イチロー選手のような名打者になれるはずもありません。
ラグビーの五郎丸選手がキックするときの、独特なポーズ。
あのポーズをとったら、ラグビーが上手になるかと言うと
そんなはずもありません。
大切なのは、それがどのように働いているのかという
メカニズムを知る事なのです。
ですので、成功者の成功体験は、参考程度にとどめておき
重要なのは、その背景にある、本人でさえ自覚出来ていない
メカニズムを知る事なのです。
わたし達の視覚は対象の半分しか捉える事が出来ません。
例えば、目の前にコインがあったとして、
見れるのは片面だけです。
しかし、その全体を捉えられる人がいます。
それが、その対象を設計した人。分析した人。解析した人です。
この方々は全体を捉える事が出来ます。
ですので、科学的根拠に基づいたメカニズムを知ることが
成功への最短距離なのです。




