この前バスに乗っていたら近くにあるカリフォルニア大学マセド校の学生の2人が目の前の席に座って喋っていた。実はその大学が経営しているバスだったので、僕だけを除いて乗客は全員その大学の学生だったはずだけど、なぜ僕がその大学の学生じゃないのに乗っていたのかについての話はおいておく。ともかくその前にいる2人の話が興味深くて聞きたくて仕方がなかった。

春学期が始まったばっかりだったので、話は「今学期の授業どう?」とか「あの教授細かいことうるさいよね」とかの普通の内容だった。けれど、歴史の授業の話に入ったら、その2人は「That class is interesting, but it's not intriguing」という点で共感できたようだ。「そうだ!interestingとintriguingにはそういう微妙な違いがあったんだ!」と僕は思った。

歴史とは事実上の情報ばっかりなので、ローマ帝国などナチドイツなどが起こした戦争・大虐殺や政府汚職、不景気などで溢れるこの世の歴史に興味のある人なら、それはそれで面白いだろう・・・しかし、テキストや教授があまり深く考えさせてくれないというか、「もっと深く学びたい、これを追究したい!」と思わせてくれないとやっぱりintriguingではないんだ、と思った。この場合では具体的にどう違うかと言うと、授業の内容そのものは面白い(interesting)けれど、学問という形ではあまり考えさせられないからintriguingではないわけだ。

マセド町の人々には失礼なのかもしれないけど、町営バスでは上記のような話はなかなか聞けないなぁとちょっと寂しく思った・・・学生と町民の世間話だけで教養の差が見えるなんて、ある意味ですごいことだなぁと・・・

ちょうど,その日は学校の図書館で勉強するためにバスに乗ったところまで話は進んだが、その後,教科書を借りた際、「The time frame for this book is 2 hours」と言われて僕は混乱してしまった。なぜ混乱したかと言うと、「time frame」の使い方を間違えているのではないかと疑問を覚えたからだ。「time frame」というのは、ビジネスや学校でよく使う、プロジェクトや課題をどれぐらいの期間で終わらせないといけないという意味で、始めと終わりがある意味合いの言葉だ。確かに本を借りることには、借りるという行為を始点に、返すという行為を終点だとする使い方もあるのかもしれない・・・けど、何か違うなと思った。結局そういった理屈ではなくて、その司書さんの個人的な言い方なのかもしれないからいいやと無視することにした。

しかし、今日図書館で勉強しに行って教科書を借りたら、また「time frame」と言われてしまった。それに今回は別の司書さんだった。なんでこの図書館のみんなが使い間違えているのだろうと、さらに混乱してしまった(笑)こんな感じだから、「間違ってるのはむしろ俺の方なんじゃ?」なんて考えてしまう。それとも僕の学校があまりにも自分の地元から遠いからその「time frame」とやらは一種の方言みたいな物なのかな?でもまぁ、お互いが理解し合える限りは心配する必要もないのかな?

・・・と思っていても「time frame」ではなくて「time limit」と言って欲しいけどな(笑)


Bより。


PS:

↑愛煙家でも声がこんなに優しいなんて凄いな(笑)



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