効果的なコーチングダイアログについて(2) | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

効果的なコーチングダイアログについて(2)

まず、東北関東大震災でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。先週の時点で連絡の取れていなかった福島の方々とは連絡が取れてご無事で折られることが確認できました。

このブログを先週書いていたときには、被害の全貌が明らかになっていなかったのですが、10日たって、福島の原子力発電所の問題や、各地の被害が明らかになるにつれて、今回の地震がいかに未曾有のものであったのかがわかります。甚大な被害をうけられた北関東、そして東北の皆様が1日でも早くお元気になられることを心よりお祈り申し上げます。

それではGROWモデルに戻ります。

コーチングダイアログをおこなう際には、常に「話をどこに持ってゆけばよいのか」つまり、Goalを明確にしておかなければなりません。同時に現状はどうなのか?Goalと現状のGAPを明らかにしておかなければなりません。この現状とGoalを明確にするためには、普段からコーチイの行動をしっかりと観察しておかなければなりません。コーチングダイアログというと何か特別な出来事がない限りは必要がないと思われるかもしれませんが、実際には日常のちょっとしたことでもコーチングの対照となります。

例えば普段は明るく前向きで、いつも積極的な行動をとっている人なのに、昨日あたりから少し無口になった感じで、何となく仕事にも集中できていないようだとします。コーチとしては何となく様子がおかしいなと感じています。この場合のGoalは普段の明るい前向きな姿勢ですし、現状はというと、当然無口になって、集中できていないように感じていることです。

このようにコーチングをおこなう人にとって、現状とゴールのGAPというのは何か特別に改善したいことがあるといった大げさなことではなくて、普段から観察していることから、「アレ?なんか上手く行ってないのかな?」「仕事の成果に影響が出ているな」と感じたときにはいつでも必要なのです。

先ほどの例でいくと、実はコーチイの子供さんが、子供特有の重大な病気にかかってしまって気がきでないことが原因だったのです。この場合本人と話し合って、1週間の休暇をとること、そして抱えていた重要な仕事を他のメンバーに割り振ることで合意をしたわけです。1週間たって、お子さんの病気も回復に向かい、元の前向きで元気な様子で職場に戻ってこられたのはとてもラッキーでした。

こんなのコーチングではないという方もいらっしゃるかもしれませんが、あるべき姿と現状とのGAPをこのコーチングダイアログのお陰で解決し、業績の向上を図れたわけですから、これもコーチングなのです。