効果的なコーチングについて(8) | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

効果的なコーチングについて(8)

さて、今週は人が育つダイアログ(対話)についてです。対話というのは、もちろん話し合いのことです。では人が育つ話し合いというのはどの様なものなのか?これにはいくつかの要素がありますが、その前に大きな前提条件があります。それは「育てようとする人と、育てられる人」との信頼関係です。この信頼関係がないと「人」は次の一歩にチャレンジできないのです。


私は以前、器械体操をやっていました。器械体操というのは、ゆか運動、鉄棒、跳馬など、非常に激しくまたスピードに溢れていますから、ちょっとしてミスで大怪我をしてしまいます。ましてや、新しい大技に取り組もうとするときには落下の危険性や、骨折などの危険が非常に大きいスポーツなのです。そこで必要になってくるのが補助活動です。しっかりとした補助をしてあげれば危険をともなう技にも思い切って挑むことができます。つまり、失敗しても大丈夫だ!という安心感とできない悔しさが、チャレンジに向けてのモチベイションとなるのです。


このように「育てようとする人と、育てられる人」との信頼関係があることを前提にして考えると、人が育つ対話には以下の要素が必要です。


1.最低限必要な回数(より多くの接触回数)

コーチングというのは対象となる人のレベルによって対話の回数が変わってきます。ただ、どんな場合でも人は接触回数が多いほど親近感を感じるので、1回でも多く対話をする機会を持つようにしてください。


2.何となく居心地よく話ができる(ミラーリング)

相手と同じ姿勢、話し方、言葉の繰り返しで無意識のうちに親近感が沸いてきてより積極的な態度を示します。


3.自分の話を聞いてくれる

このスキルによって、自分はこの組織に必用であるという認知に繋がります。


4.自分の意見を言える

自分の意見を思ったとおりに言っても良い環境であれば、人はより積極的になります。


5.自分の意見を取り入れてくれる

人は自分の意見が取り入れられる、あるいは何かの意思決定のプロセスに参画できることを望みます。


信頼関係を前提とした人を育てる対話をぜひコーチングに取り入れてください。