効果的なOJTの進め方(17) | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

効果的なOJTの進め方(17)

前回は「部下のやる気(モチベーション)」を高めるためには、部下の仕事に対する満足度をよく理解しておくことが大切。そのためには部下と30分間でも良いので対話(ダイアログ)を持ちましょう、という説明をしました。

部下のモチベーションを上げるために必要な方法は、満足度を聞き出すこと以外にもたくさんあります。今週はその中で、効果的だと思える方法をいくつかご紹介しましょう。

まず、「他の人からの評価」ということです。私たちは「褒められると良い気分になります」が、同じ褒められるにしても、そこに「サプライズ」が入ると、その喜びは倍増します。

例えば、他部門の上司からほめられるとか、上司の上司が、自分の貢献を認めてくれたときなどです。つまり、「えっ!この人が私のことを知っていて、私の貢献を認めてくれているのか」っという驚きです。

ここには2つの意味があります。一つは、自分は褒めてもらって嬉しいという気持ちと、もう一つは、自分のやった事を認めてくれている、という満足感です。

この、「嬉しい」という気持ちと「満足感」はどちらも「やる気」につながりますので「他の人からの評価」は非常に効果があります。皆さんが、上司として他部門の上司や、皆さんの上司に一言、次のようにお願いしておけば感嘆に実現することです。

「~さん、彼/彼女は素晴らしい貢献をしてくれました。今度彼/彼女と会ったときに、一言そのことについて何か褒めてあげてください」

皆さんから、こうお願いされて、「いやだよ」という上司はほとんどいないと思います。簡単なことですから、このテクニックを上手く利用して下さい。

次の方法ですが、仕事のできる人に、もっとモチベーションを上げてもらいたい、反対に仕事が上手くいかなくて、自身を無くしかけている人にモチベーションを上げてもらいたいときにはどんなことに注意をすればよいのでしょうか?こういった状況には次の原則が当てはまります。

・仕事ができる人には、どんどん難しい仕事にチャレンジさせてあげましょう。
・仕事に行き詰っている人には、少し難易度を下げて、達成できる目標を与えて、達成感と自信をつけさせてあげましょう。

OJTを効果的に行うには1対1の関係で、部下のレベルをよく理解したうえで、目標を定めることがやる気の向上につながるわけです