味の素、山口範雄会長のリーダーシップ論 | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

味の素、山口範雄会長のリーダーシップ論

7月2日(金)から7月10日(土)まで、日本能率協会様の海外洋上研修で講師を務めさせていただきました 。その関係で、味の素の山口範雄会長と船上でリーダーシップについてお話をする機会がありました。少しそのことについてご紹介したいと思います。

山口会長はとにかく博学な方で、読んでおられる書物の数が半端ではないです。実に多くの本とそれから得られた知識を持っておられる方ですが、山口会長が考えておられるリーダーの条件というのが以下の項目です。

1.先見性(いつかは訪れる日のために)
2.合理性と人間性のバランス(理論より理解を優先させるべき)
3.大局観と現実主義のバランス(大局だけでは失敗する)
4.自らへの厳しさ
5.強固な意志・強靭な精神(一貫性が大切)
6.戦略性(選択肢は常に複数持つこと)
7.自発性の力を知る(自分から進んで行動したときの力のすごさ)
8.謙虚(未知なる事への謙虚さ)
9.努力に裏づけされた楽観性(前向きであること)
10.人材の組み合わせの重要性(適材適所)

こういった行いは全てが重要なことではありますが、山口さんは、これ等のことを全ておこなえるのはスーパーマン以外にはありえないとおっしゃっています。そして、重要なことは、こういった人物に少しでも近づくためには何をしなければならないのか?

それは少しでも自分を磨くことであるといわれてます。

じゃあ具体的に何を磨くのかというと以下の2点を挙げておられます。

1.専門性を磨く。
つまり、何らかのプロフェッショナルに成ることが必要である、ということです。専門性を高めることは他者に対する影響力を増してゆくことですから、これまで述べてきた、「影響力によるリーダーシップ」を体現してゆくことに繋がります。

2.リーダーとしての人間性を磨く。
つまり、リーダーとしての「志、向上心、正義、そして愛」を磨くことです。

まさに、これ等のことは、リーダーとして必要な具体的な行動要件です。皆さんもぜひ自らのリーダーシップを強化するためにこういった行動を心がけてください。