ネットワーキング | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

ネットワーキング

さて、先週までは、リーダーシップを上手く発揮するための枠組みの一つとして、Objective Sharing(共通の目標を持つ)について触れてきました。共通の目標を持つためには、他者を巻き込んでゆくプロセスが必要ですが、そのためにはコミュニケーションのスキルが必要になります。そこで、コミュニケーションの原則についての理解を深めてきました。

今週からは具体的なスキルについて説明してゆきます。

まずは、「ネットワーキング」ということです。ネットワーキングというのは繋がりを持つということです。そんなことは当たり前のことでわかっている、といわれそうですが、それでは、ネットワーキングというのが、リーダーにとってなぜ、それほど必要なのでしょうか?

その答えを考えるには、もう一度「リーダーシップの定義」にもどる必要があります。リーダーシップというのは「他者に対して提供する影響力」のことでした。そして、影響力によって、私のビジョンや、進むべき方向性とアプローチに対して、共感し、同意してくれる人たちがいるからこそ、私は私のリーダーシップを発揮できるわけです。つまり、残念ながらリーダーは一人では何もできないのですが、リーダーを支えてくれる人、いわゆるサポーターが多ければ多いほど、リーダーの影響力は増してゆくことになります。

ネットワーキングはこのサポーターの集団を形成してゆくのに非常に大事な役割を果たします。わずか1~2分の出会いが、私たちの人生を大きく変えることもあるのです。逆に言うと、もし、私たちが前向きにネットワーキングをできないでいると、私たちは人生の多くの機会点をみすみす見逃しているかもしれないのです。

ネットワーキングというのは決して相手から提供されるものではありません。私たちが、自ら進んで積極的に、他者との繋がりを構築したいと思って、実際に他者に対して働きかける行動を起こさない限りは決して成り立たないのです。選挙運動で、立候補者が有権者に対して握手を求めにいく場面がありますが、ああいった行動は、まさにネットワーキングを実現させる行動だといえるでしょう。では具体的に私たちはどうすれば良いのかを来週から考えてみましょう。