影響力によるリーダーシップの利点 | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

影響力によるリーダーシップの利点

それでは具体的に「影響力によるリーダーシップ」が組織にもたらす利点とは何かを考えてみましょう。

1.社員のモチベーションが上がり組織が活性化する

まず、最初に言えることは「ポジションパワー」を持たない人たちのモチベーションが上がり、組織が活性化するということです。多くの組織では「ポジションパワー」を持たないのは若い人たちですから、組織の若い人たちが存分にリーダーシップを発揮することによって組織全体がイキイキとしてきます。

2.後継者が育ちやすくなる

最近では多くの企業で「サクセッションプラン作り」が盛んですが、「影響力によるリーダーシップ」という企業文化を持っていれば、自然と後継者は育ってくるものなのです。なぜならば、影響力のリーダーシップというのは常に上位の人たちを説得し、巻き込む必要があるからです。しかしながら、カリスマ的なリーダーシップやポジションに付随するリーダーシップに頼っていると、社員は後継者として上手く育ちません。なぜならば、すべてのことはトップダウンで上位の人に対するリーダーシップ(影響力)を発揮する必要が無いからです。

3.リモートな組織や人間関係でも社員のベクトルを合わせる事ができる

「影響力によるリーダーシップ」を発揮することは、他者から「同意性と共感性」を得ることですから、いったん社員がリーダーのやろうとしていることに共感して、同意すれば、社員は自ら考え行動します。従って、毎日同じ場所にいなくてもリーダーシップを発揮することができるのです。グローバルな企業になれば、自分の上司が海外にしかいないということは良くおこります。こういったときにも「影響力によるリーダーシップ」は非常に有効です。

4.社外のビジネスパートナーの最大限のサポートを得る事ができる

ビジネスパートナーとの関係も突き詰めると人間関係で大きく左右されます。ビジネスパートナーの方が、あなたのやろうとしていることに対して共感し、同意してくれると、単なるビジネスパートナーの関係ではなく、リーダーとサポーターの関係に変化してゆきます。単なるビジネスパートナーの立場であるならば、最低限の協力はしてくれますが、あなたの成功に関心もなければ興味もありません。しかし、サポーターとなったパートナーは最大限のサポートをしてくれますし、あなたの成功はサポーターの成功にもつながるのです。

さて、「影響力によるリーダーシップ」の利点をご理解いただけたでしょうか?
次回からはVSOPのモデルについて説明してゆきます。