プレゼンテーション・スキル | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

プレゼンテーション・スキル

今回は「プレゼンテーション・スキル」について話しましょう。ここで言及する「プレゼンテーション」とは、聴衆の前で演説をおこなったり、自社の製品企画を売り込んだりするためのプレゼンテーションだけではなく、もっと広義な意味で、コミュニケーションの一部としてのプレゼンテーションを意味します。

ではそもそも、コミュニケーションをとる、ということはどういうことでしょうか?

いろんな捉え方があると思いますが、私は「相手の方が、私の話を聞いて何らかのアクションを取ってくれる」事ではないかと考えています。つまり相手の方がアクションを取らない、あるいは取れない説明をいくらやっても、それは意味の無いプレゼンテーションになってしまいます。

時々、「商品(企画)の説明をしているので特に相手のアクションは必要ないというケースもあるが?」というご質問を受けます。ただ、この場合にも「本来何のために、その商品(企画)の説明をおこなっているのか?」を考えていただければ、大概の場合は「売る」タメですから、やはり相手のアクションを求めている場合が多いのです。

グローバルで通用するプレゼンテーション能力を育てるためには、この

1、「相手の方がアクションをとれるようなプレゼンテーション」を念頭にいれて準備することと、
2、プロフェッショナルで効果的なプレゼンテーションをおこなう、実際のプレゼンテーションの場所でのスキル

を身に付けておく必要があります。日本人には「謙遜の美徳」というものがあって、「俺が俺が」というよりかは、周りの推薦で仕方なくリーダーになりリーダーシップを発揮するという奥ゆかしいプロセスがあり、小さい頃から、「自己主張」することにはあまり慣れていない傾向があります。そのために「プレゼンテーションの場所でのスキル」がどうしても不足しがちになっています。

私の過去の30年近い外資系企業での経験からしても、1,については内容的にレベルの高いプレゼンテーションではないなと感じることがあっても、そのプレゼンターの「現場でのプロフェッショナルスキル」の高さに感心することはしばしばありました。従って、「相手にアクションを取ってもらえる」プレゼンテーションにしてゆくには、この2つの要素が上手にかみ合っている事が大切なのです。

次回は、1、の「相手の方がアクションをとれるようなプレゼンテーション」を念頭にいれて準備すること。について具体的に説明します。