グローバル化の6つのステップ(その12) | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

グローバル化の6つのステップ(その12)

今回から少しモチベーションマネジメントについて話を進めたいと思います。

一言でモチベーションといっても実際のところ何をどのようにマネジメントすればよいのでしょうか?モチベーションについては過去において重要な理論が提示されています。有名なマズローの欲求段階説、マグレガーのX理論Y理論、ハーズバーグの動機付け・衛生理論(二要因理論)などがその代表的なものです。こういった理論はそれなりに価値のあるものですので、時間を見つけて一度勉強されることをお勧めしますが、ここではより実践的な、仕事をおこなう上での「モチベーション(動機付け)」について考えてみたいと思います。

非常にわかりやすい例としてマクドナルドでアルバイトとして働く高校生を考えて見ましょう。マクドナルドの時間給はその地域の最低時給に近いのが一般的です。これは決してマクドナルドのオペレーションが簡単で単純な作業だからと言うわけではありません。むしろ新製品に対応したり、新しいオペレーションの方法を覚えたりと年々難しくなっているのが現状です。

そこで疑問がわいてきます。時給が地域で最低に近いのになぜあれ程多くの高校生のアルバイトが集まってくるのでしょうか?答えはすこぶる簡単です。彼らはマクドナルドのアルバイトでモチベーションの向上を実感しているからなんです。もう少し具体的に要約すると:

・マクドナルドでは学校で教えないことを教えてくれる
・自分のスキルが向上するのがわかる
・がんばったことを認めてもらえる
・相談できる相手がいる
・たくさんの人の笑顔ある

これらの要素以外のことがあるかもしれませんが、こういったことが彼らのモチベーションを向上する要因になっているのは確かです。

こういった現象を先ほどのモチベーション理論に当てはめてみると、確かにそのとおりになっていることが多いようです。例えば、「お金」は決して継続的なモチベーションの要因になっているわけではなくて、むしろ「自分を認めてもらいたい、そして褒めてもらいたい」というのが強いドライバーになっているようです。つまり何によって「人」のモチベーションがあがるのかということを考えるときにはこのようなわかりやすい例を考えれば良いのです。

次回はマクドナルドが実際にどのようなことをアルバイトの高校生に提供しているのかをもう少し詳しく見てみましょう。