グローバル化の6つのステップ(その9)
さて、今回は元に戻って「キャリアディスカッション」の話です。会社の仕組みとして個人のキャリアについてなぜ上司と部下が話し合う必要があるのでしょうか?それは会社の業績を向上させるためです。
私がP&G社で採用を担当していたとき(1985年から1990年頃まで)、学生にどのような仕事をしたいのかとたずねると、答えはほとんど同じでした。「営業」か「企画」をやりたいというのです。なぜそういう答えが返ってくるかといえば、その当時の企業の人材育成はまず営業をやって、現場の苦労を知ってから将来は他部門へ回す。その際に企画(何の企画かは定かではない)は社内の花形(なぜ花形なのかも定かではない)なので、とりあえず自分をアピールしておく事がよかろうという考えがあったからです。
つまり、残念ながら日本ではほとんどの場合「キャリア」に対して自分はどのようなスキルを持っていて、どのようなことをやる事がもっとも満足感が得られるのか、といったことを考えることもあまりしなかったであろうし、そういった機会もなかったのでないかと推測します。もちろん就職ガイダンスなどでこういった話を聞くことはあったとしても誰かときちんとキャリアについて話し合うことはしていないと思います。
キャリアについて話しをすることは上司と部下にとって次のようなメリットがあります。
1.自分がどのようなタイプの仕事に向いているのか。例えば、新しいプロジェクトに挑戦する事がすきなのか、コツコツと進めて答えが出るような仕事がすきなのか、等々を明確にする事ができる
2.将来自分が好きな仕事に就くために必要なスキルと経験に対して現状はどうなのか。十分にスキルと経験を持っているのか、それとも欠けているのは何なのかを明確にする事ができる
3.上司(会社の立場から)は個人がより満足度を持って仕事をするために何が必要で、どういったサポートができるのかが明確になる
こういった話し合いを持つことは個人がその会社で働くことの満足感を向上します。満足感が向上することによって個人はモチベイトされ、結果として業績もあがることになります。こういったキャリアディスカッションの考え方は日本の企業よりもむしろ欧米の企業でさかんに取り組まれていてその1番大きな理由は「スキルと経験をもった優秀な人材を社外に流出させない」ためです。以前は報酬で引きとめようとしていましたが、やはり人にとってもっとも重要なのは「お金」ではないのです。
私がP&G社で採用を担当していたとき(1985年から1990年頃まで)、学生にどのような仕事をしたいのかとたずねると、答えはほとんど同じでした。「営業」か「企画」をやりたいというのです。なぜそういう答えが返ってくるかといえば、その当時の企業の人材育成はまず営業をやって、現場の苦労を知ってから将来は他部門へ回す。その際に企画(何の企画かは定かではない)は社内の花形(なぜ花形なのかも定かではない)なので、とりあえず自分をアピールしておく事がよかろうという考えがあったからです。
つまり、残念ながら日本ではほとんどの場合「キャリア」に対して自分はどのようなスキルを持っていて、どのようなことをやる事がもっとも満足感が得られるのか、といったことを考えることもあまりしなかったであろうし、そういった機会もなかったのでないかと推測します。もちろん就職ガイダンスなどでこういった話を聞くことはあったとしても誰かときちんとキャリアについて話し合うことはしていないと思います。
キャリアについて話しをすることは上司と部下にとって次のようなメリットがあります。
1.自分がどのようなタイプの仕事に向いているのか。例えば、新しいプロジェクトに挑戦する事がすきなのか、コツコツと進めて答えが出るような仕事がすきなのか、等々を明確にする事ができる
2.将来自分が好きな仕事に就くために必要なスキルと経験に対して現状はどうなのか。十分にスキルと経験を持っているのか、それとも欠けているのは何なのかを明確にする事ができる
3.上司(会社の立場から)は個人がより満足度を持って仕事をするために何が必要で、どういったサポートができるのかが明確になる
こういった話し合いを持つことは個人がその会社で働くことの満足感を向上します。満足感が向上することによって個人はモチベイトされ、結果として業績もあがることになります。こういったキャリアディスカッションの考え方は日本の企業よりもむしろ欧米の企業でさかんに取り組まれていてその1番大きな理由は「スキルと経験をもった優秀な人材を社外に流出させない」ためです。以前は報酬で引きとめようとしていましたが、やはり人にとってもっとも重要なのは「お金」ではないのです。