グローバライゼーションの波 | (株)ヒューマン・エッジ代表取締役社長・斧出吉隆のブログ

グローバライゼーションの波

今週は先週からの続きの話をしなければならないのですが、最近テレビのニュースを見ていてとても考えさせられることがあったので、ちょっと予定を変更してその話をしてみたいと思います。

お隣の韓国の話なのですが、韓国では家族のあり方として、ある社会現象が顕著になってきているという内容でした。それは「母親と子供たちはアメリカやカナダへ留学して、父親は韓国に残り働いて、海外にいる家族のために仕送りをする。いわゆる単身赴任ならぬ、単身在韓をしているような家族が増えている」というニュースでした。

韓国では日本よりも少子化が進んでいるという話を聞いたことがありますが、何故このようなことが起こるのでしょうか?私の推測ですが、おそらく韓国という国の将来を不安視しての行動ではないかと思います。つまり、韓国の人にとって、将来は韓国の国内のビジネスや韓国語だけで生き延びていくことは難しいということを敏感に感じ取っているのではないでしょうか。国境を越えたビジネスのグローバル化は日本よりもはるかに身近にせまっている問題として、企業のレベルではなく、家庭のレベルでとらえているところが「凄い」と感じたところです。

私はこれまで多くの外資系企業の管理職のかたがたや、日経企業の管理職のかたがたと接する機会がありました。日本の会社でも最近は外国の方が勤務されているケースが増えてきましたので、おおっぴらには皆さん言われませんが、本音の部分では「外人が日本でビジネスをやるんだったら日本語でやるのが当然」とか「日本は外国とは違う、日本には日本のやり方があって、外人にはそれはできない」といったことを言われている人を数多く知っています。残念ながら日本では企業のレベルでもまだまだ、グローバライゼーションが身近な脅威として認識されていないようです。

私たちが好むと好まざるに関らず、確実にグローバライゼーションの波に私たちは飲み込まれれていきます。以前にも書きましたが、グローバルビジネスの共通言語は英語になっていますし、テクノロジーの進化で情報はボーダレスになっています。世界には英語でMBAを取得した人たちがゴロゴロいてMBAの専門用語を話しています。

日本は特別であるという意識を変えてグローバライゼーションと向き合わないと日本のビジネスは本当に世界から取り残されてしまうのではないでしょうか。