下町ロケット「佃製作所」は中小企業なのか?!・・ | ヒューマネコンサルティング 代表のブログ

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何かと話題のドラマ「下町ロケット」ですが、

 

いよいよ前半のクライマックス突入という感じですね!・・


 

社内では役に立たない「死蔵特許」と思われていた「大型ロケット用水素エンジン用調圧バルブ」の特許権に基づき、自社製造の部品を大企業・帝国重工に納品することを言いだす社長・・


 

あくまで「ものづくり」にこだわり、「高い技術力を武器に、大企業・帝国重工にロケット部品を納品したという実績と誇りが大切なのではないか?」と社員に訴える社長・・


 

そんな社長を演じるのが、俳優・阿部寛であり、主人公の佃航平であります。


 

そしてこの佃航平が父親から継いだ「下町の工場」という設定の佃製作所という会社ですが、ドラマでは、小型エンジンの製造を主力とする「中小企業」として描かれています。


 

ただし、前述のような特許を持っていたり、大企業への部品供給を提案できるだけの技術と設備、さらには社員も(社長が社員の前で語り掛けるシーンなどから推測するに)200人はいると思われる企業が、はたして「中小企業」なのでしょうか?・・


 

いわゆる町工場・・中小企業・・

というイメージよりは、だいぶ離れているようにも思えます。


 

ちなみに、中小企業基本法による定義によりますと、

製造業では、資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社、又は常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人」とあります。


 

確かに佃製作所は製造業であり、原作によれば資本金3千万円、従業員数は300人以下と思われますので、このくくりでは確かに「中小企業」に分類されます。


 

ところで別に「小規模事業者」という定義をご存知でしょうか?・・


 

これは、「製造業その他の業種に属する事業を主たる事業として営む商工業者(会社および個人事業主)」であり、常時使用する従業員の数が20人以下(卸売業、小売業、サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)に属する事業を主たる事業として営む者については5人以下)の事業者

をいうものですが・・

 

実は、この「小規模企業者」の数が、日本の企業者数の約85%を占めているのです。


 

つまり、いわゆる「中小企業」といわれる企業でも、ほとんどが、製造業で社員20人、商業・サービス業で従業員 5人以下といった規模なのです。


 

そういう意味では「佃製作所」は、中小零細というよりは、やはり大きい会社の部類になるかもしれませんね。


 

いずれにしても、町工場、中小企業、モノづくりの意地や誇りをかけて頑張ってほしいですね!


 

弊社は、中小企業への認定支援機関ですので、佃製作所も含めてこれからも中小企業を応援します!

 



 

 

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