「官僚制組織」は良いのか?悪いのか? | ヒューマネコンサルティング 代表のブログ

ヒューマネコンサルティング 代表のブログ

経営相談、社員教育・研修、FP相談等
ヒューマネコンサルティング株式会社 代表取締役の阿部です

人気ブログランキングへ

平素はお世話になります。

中小企業の経営相談、経営顧問、ビジネスコーチ 
ヒューマネコンサルティング株式会社です。





さて一般的に「官僚制組織」というと・ ・



何か硬直的で悪いイメージが先立つようですが、



そもそもドイツの社会学者、マックスウェーバーらによりますと、



「官僚制は純粋技術に卓越しており、ある意味において合理的な性格を持つ」



といったように、本来合理的な管理・支配の制度として生み出された機能的側面もあると言うことを忘れない様にしたいものです。





ただし、悪いイメージが先立つとすれば、「人間性に対する配慮が欠けている」などといった理由があるからでしょう。




これをアメリカの社会学者ロバート・キング・マートンらは、「官僚制の逆機能」と言って、



規則万能

責任任回避・自己保身(事なかれ主義)


秘密主義


前例主義による保守的傾向


画一的傾向


権威主義的傾向


繁文縟礼


セクショナリズム


などの逆機能例に陥りやすいと指摘しています。




そして、マートンらはこのような逆機能が発生している状況下で、

自己の訓練された技能に固執するあまり、柔軟性に欠けたまったく能のない対応をしてしまう現象【訓練された無能】と呼びました。




「訓練された無能」に関してはコチラを!

    ↓


訓練された無能とは?

http://humane-c.co.jp/2013/10/1021-3.html




すなわち、「官僚制組織」に関して、単純に悪い?とか、良い?とか判断するのは難しく、その組織の成熟度や内外部環境によってうまく使い分けることも重要かと思うのです。




最後までお読み頂きまして、誠に有難うございます!

こちらの「アメブロ」では、パーソナルな個人的なものを書いています


オフィシャルやビジネスに関することは、弊社「お知らせ」コーナー

http://humane-c.co.jp/category/abeblog

に掲載していますので、ご覧頂ければと存じます。