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さて一般的に「官僚制組織」というと・ ・
何か硬直的で悪いイメージが先立つようですが、
そもそもドイツの社会学者、マックスウェーバーらによりますと、
「官僚制は純粋技術に卓越しており、ある意味において合理的な性格を持つ」
といったように、本来合理的な管理・支配の制度として生み出された機能的側面もあると言うことを忘れない様にしたいものです。
ただし、悪いイメージが先立つとすれば、「人間性に対する配慮が欠けている」などといった理由があるからでしょう。
これをアメリカの社会学者ロバート・キング・マートンらは、「官僚制の逆機能」と言って、
規則万能
責任任回避・自己保身(事なかれ主義)
秘密主義
前例主義による保守的傾向
画一的傾向
権威主義的傾向
繁文縟礼
セクショナリズム
などの逆機能例に陥りやすいと指摘しています。
そして、マートンらはこのような逆機能が発生している状況下で、
自己の訓練された技能に固執するあまり、柔軟性に欠けたまったく能のない対応をしてしまう現象を【訓練された無能】と呼びました。
「訓練された無能」に関してはコチラを!
↓
http://humane-c.co.jp/2013/10/1021-3.html
すなわち、「官僚制組織」に関して、単純に悪い?とか、良い?とか判断するのは難しく、その組織の成熟度や内外部環境によってうまく使い分けることも重要かと思うのです。
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