ある農夫の一日
『ある農夫が、朝早く起きて畑を耕そうとした。
ところがトラクターの燃料が切れていたので近くまで買いに行ってきた。
途中でブタの餌をやっていないことを思い出して納屋に餌を取りに行った。
すると、ジャガイモが発芽しているのを発見した。
これはいけないと思い、ジャガイモの芽をとっているうちに暖炉の薪が無くなっていることを思い出して薪小屋へ足を運んだ。
薪を持って母屋へ向かっていると、ニワトリの様子が変である。どうも病気にかかったらしい。
とりあえず応急処置を施して、薪を持って母屋にたどり着いた頃、日がトップリ暮れていた。
農夫はヤレヤレ何かとせわしい一日であったと思いながら、一番大切な畑を耕すことができなかったことに気がついたのは床に入ってからであった。』
「ニシオ式躍進経営の秘密」東川鷹年著/明日香出版社より引用
ある方から教えてもらい、
これを整骨治療院の管理職研修の題材として使いました。
今回のような分かりやすい題材を使うことで、
抵抗無くすんなりと自分の仕事に置き換えることができ、
そこから多くの「気づき」と「やる気」を
導き出せると思います。
この文章を1度読んでもらった後、みんなに質問します。
「この農夫はこの日は何をしたかった?」
「どうしたら目標を達成できたと思う?」
「どうしたらもっと大きな成果を出せると思う?」
「自分の仕事に置き換えるとどんな気づきがある?」
目標を立てること、スケジュール管理すること、PDCAを回すこと、
優先順位を意識して業務をこなすこと などなど
この題材を使うとたくさんの事に気づく事ができます。
上記の事が無いと、
会社が求める事も分からず、
ただ1日頑張って汗をかいて仕事をしたけど
な~んにも成果が出ないで終わってしまうし、
昨日からの成長も望めない。
整骨治療院でも、その結果を人事評価制度で正しく考課して、
会社の経営ビジョンに沿った年間テーマを設定し、
季節ごとの重点テーマを考えてから月間、週間、
日々の目標テーマを設定してから業務を回さなければなりません。
もちろん、職員の経験、技量によってテーマが変わってきます。
毎日の朝礼で、今日の目標を発表してもらってもいいですね。
人材育成につながるフィードバックをしてあげることによって、
スタッフのモチベーションアップにもつながるし、
院全体のレベルアップに繋がるのだと思います。
ある農夫に感謝です!
ヒューマンブレイス労務経営事務所
野口正憲