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昨日、両親と一緒に
「秀水」というところへ行きました。
そこには、とにかく色んな物が売っています。
そして、おっかない人もたくさんいます。
地下鉄「永安里」という駅から歩いてちょっと
オシャレさのカケラもない、箱形の建物がある。
薄暗い店内には、蠢く商品、店員、観光客。
そこかしこに、色んなブランドの
偽物や本物が売っている。
それだけではなく
パンダのキーホルダーや宝石、おもちゃ
食品や骨董品、楽器
CDに靴に服に茶葉、絵…
もしかしたら、素敵なものもあるのかもしれないが
ここにあると、全てがうさんくさく見える。
私と父は、運動用のスニーカーが欲しく
適当にお店に入ってみた。
PUMAやNIKEなどの靴があるが
本物かどうかは定かではない。
すぐに店員さんが来て
これを穿くか、あれを穿くか、と
しきりしに薦めてくる。
適当に、これかな、と思い
穿いてみる。
私はすぐにサイズが合ったが
父はサイズが合わず
女の店員さんが違うサイズを取りに、どこかへ行った。
その間も、男の店員さんは
母に、これどうだ、と言い
私に、もう一足どうだ、と言い
父に、こっちもどうだ、と言った。
私は、お店の中にある、PUMAやNIKEの靴を指し
「これ、本物なんですか?」
と聞いてみた。
店員さんは言った。
「もちろんだよ。全く一緒だよ。」
全く一緒、ということは
本物ではない、ということなんだろうと思う。
女の店員さんが帰ってきて試着し
よしまぁ、これでいいだろう、となり
値段を聞く。
「1500元です」
飛び上がりそうになった。
1500元といえば、日本円にすると
2万円近くなる。
ヨーカドーに売っていそうな、普通のスニーカー2足が
なぜ、2万円になるのか。
「高すぎるよ」
そう言うと
「わかった、じゃあ1200元だ」
それでも高すぎる。
父が「じゃあいい」と言って店を出ようとすると
男の店員さんは、「待って待って!」と言い
電卓をたたいた。
「これでどうだ。600元」
急に半額になり、それはそれで驚いた。
正しい値段がよくわからなくなり
どうしたらいいかわからなくなった私達。
隣で、女の店員さんが言う。
「私、あんたのために、サイズ取りに行ったのよ
すごく遠いところにあるんだからね
その時間、どうしてくれんのよ!」
恐い。
600元ということは、7000円ぐらい。
一足3500円なら
日本で買うよりは、まぁ安いか…
きっと、本当はもっと安くなるんだろうけど
「まぁ日本よりは安い」という気持ちと
お姉さんの豹変っぷりが、あまりに恐かったのとで
承諾し、お買い上げ。
怒ったお姉さんを鎮めようと
「お手数おかけしましたねぇ、ありがとう」
と言うと、彼女は言った。
「どういたしまして」
どうやら、ここでは
客と店員の上下関係が逆になるらしい。
今回、私的には
「まぁ、父ちゃんが払ってくれるし」
という気持ちもあった。
次は一人で、貧乏そうな格好をして
「留学生で、お金がないんですぅ」
と言いながら交渉してみよう。
物と人でごった返す「秀水」を出てから
日本人がよく行くパン屋さんに行きました。
静かな店内に、とても親切な店員さん。
心が解きほぐされました。
広い広い、中国。
色んな人がいます。